投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 04 日 17:42:00:
アフガニスタン北部のマザリシャリフで治安が急激に悪化している。同市やその周辺を主に支配する北部同盟のウズベク人系のドスタム将軍派とタジク人系ら他派との間や、ウズベク人の内部で対立による激しい戦闘が起きている模様で、国連は3日までに同市にいた全関係機関の職員を撤退させた。
カブールの国連スポークスマンは3日夜、「市内で局所的に銃撃戦が起きている。だれとだれが戦っているのかも不明だが、派閥抗争のようだ」と指摘した。
ウズベク人によるドスタム将軍派を主力とする北部同盟は11月9日に同市を制圧、タリバーン崩壊の転換点となった。11月末には収容所のタリバーン兵数百人が暴動を起こし、殺害された。
ドスタム将軍はタリバーンに敗れる前の90年代に軍閥として同市を中心とする北部を支配した。今回の勝利を復権のチャンスととらえ、クンドゥズなどでも積極的に軍事作戦を展開。その一方で、同じ北部同盟下のタジク人やハザラ人とのあつれきで先月から散発的な戦闘が続いている。(10:21)