投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 04 日 17:34:58:
英紙「デーリー・テレグラフ」のインターネット版が4日付で報じたところによると、ウサマ・ビンラディン氏のテロ組織「アルカイダ」のスポークスマン、スライマン・アブ・ゲイス氏が、アフガニスタン南部カンダハルの戦闘でひん死の重傷を負っことが分かった。
アブ・ゲイス氏はこれまでビンラディン氏のビデオにたびたび登場し、10月中旬にはカタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」を通じて発表した声明で、「飛行機での米英への攻撃は、アフガニスタンに対する(米英軍の)攻撃が終わり、パレスチナ人へのイスラエルの攻撃をやめ、アラビア半島から米軍が引き揚げるまで続く」と宣言していた。
クウェート紙「アル・カバス」によると、アブ・ゲイス氏の負傷に関する情報は、アラブ首長国連邦で活動するアルカイダのクウェート人メンバーらによって明らかにされた。アブ・ゲイス氏はクウェート出身だが、クウェート政府は10月、アブ・ゲイス氏のクウェート国籍はく奪を決めている。
アブ・ゲイス氏の死亡が確認されれば、米国主導のアフガン軍事行動が始まって以来、死亡が確認されたアルカイダ幹部は計8人になる。11月14日には、米軍の空爆でビンラディン氏の副官、モハメド・アテフ氏らが死亡している。(了)