投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 04 日 17:32:48:
アラブ首長国連邦紙「ガルフ・ニュース」のインターネット版が4日付で伝えたところによると、アフガニスタン東部ナンガルハル州の州都ジャララバードで3日、パシュトゥン人の部族指導者ら約300人が会議を開き、米軍による同州トラボラ地区への空爆を非難した。
米軍は、洞くつなどの多いトラボラ地区周辺の山中ににウサマ・ビンラディン氏が潜んでいると見て、2日夜から3日にかけて同地区に激しい空爆を行ったが、部族指導者らはこれを無差別攻撃だとして非難し、空爆の停止を求めた。
同部族指導者らは、この空爆で民間人約60人と地方自治体職員8人が死亡したとしている。
また、同指導者らはトラボラ地区にはビンラディン氏はいないとしており、米軍が空爆を停止すれば、洞くつに立てこもっている約50人のアラブ人に投降を説得できるだろうと主張している。
一方、反タリバン連合(北部同盟)が元ゲリラ司令官らによるトラボラ地区への攻撃を支援するため、首都カブールからジャララバードに戦車を送り込んでいるとの情報もある。
トラボラ地区はジャララバードの南約40キロにある。(了)