投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 03 日 19:54:19:
12/03 11:00 急進派政党の活動禁止も パキスタン司法相 外信16
【イスラマバード3日共同】パキスタンのジャミール司法相は二
日、共同通信に対し、イスラム教などの急進派政党がテロや暴力行
為に関係していることが分かれば、政府が直ちに活動を禁止する措
置を取れるよう、反テロリズム法を強化すると述べた。近く発効の
見通しで、活動禁止期間は三年間を予定している。
アフガニスタン・タリバン支持を訴え、反米と反政府の動きを強
めていた急進派のイスラム協会やイスラム聖職者協会の指導者らを
、パキスタン政府は治安上の理由から既に自宅軟禁下に置いている
。反テロ法改正には、必要とあれば組織自体を非合法化しようとい
うムシャラフ政権の狙いがあるとみられる。
政府当局者によると、ムシャラフ大統領は三日、ハイダー内相や
情報、治安当局の幹部らと治安強化会議を開き、イスラム急進派政
党やマドラサ(神学校)の活動状況を詳細に検討するという。
タリバンのメンバーにはパキスタン西部のマドラサ出身者が多く
、急進派政党の党員にはアフガニスタン入りし、タリバンの義勇兵
となった若者も少なくない。インドと領有権を争うカシミール地方
で、テロに走る党関係者も後を絶たないとされている。
(了) 011203 1059
[2001-12-03-11:00]