投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 01 日 19:25:11:
12/01 17:02 アチェ武装組織と協力へ イリアン独立派が初表明 外信60
【センタニ(インドネシア)1日共同】インドネシア東端のイリ
アンジャヤ州(ニューギニア島西部)の独立派組織「パプア評議会
」のトム・ベアナール副議長は一日、同州の「独立回復」に向け、
同国西端のアチェ特別州の独立派武装組織「自由アチェ運動」(G
AM)と協力を進める方針を明らかにした。
州都ジャヤプラ近郊センタニでの、先月暗殺された評議会のエル
アイ議長の追悼集会で参加者約一千人を前に語った。
同評議会は非暴力路線をとっており、ゲリラ戦を展開するGAM
との協力姿勢を公式に表明したのは初めてで、路線変更につながる
かどうかが注目される。
この日はイリアンジャヤ州独立派が「独立記念日」としている。
評議会のタハ事務局長によると、GAMのアブドラ・シャフィ司
令官が十一月三十日夜、事務局長に電話し、エルアイ議長暗殺を政
府側の犯行として非難、独立記念日への祝辞を述べ、国際舞台での
政府との独立問題交渉に向け、協力を呼び掛けた。
追悼集会でベアナール副議長は「GAMと将来的に協力を強化し
たい。国際社会で席を並べたい」と語った。また、評議会とは別の
イリアンジャヤ州独立派武装組織「自由パプア運動」について「ジ
ャングルでの闘争に感謝する」と述べ、武装闘争を評価した。
(了) 011201 1701
[2001-12-01-17:02]