投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 29 日 22:03:12:
【ソウル29日=白川義和】
29日の朝鮮中央放送によると、北朝鮮の外務省スポークスマンは28日、米国が対テロ戦争に関連して北朝鮮に大量破壊兵器開発に関する検証を求めていることを非難し、「米国との対話を通じた問題解決の展望が暗くなった」として、一定の対抗措置を講じる考えを示した。
ブッシュ米大統領が26日、北朝鮮を名指しして、大量破壊兵器開発の疑惑解消の必要性を強調したことに反発したもの。同スポークスマンは「わが方がテロに反対して、なすべきことはすべて行っているにもかかわらず、(米国は北朝鮮を)テロ支援国リストに載せ、敵視政策を露骨にしている」と批判。「わが方はこれ以上、黙って座っているわけにはいかず、やむを得ず、対応策を講じることになるだろう」とけん制した。
一方、米国のトーマス・ハバード駐韓大使は29日、ソウルでの講演で「米政府は北朝鮮と対話する意思があり、準備もしている。北朝鮮の肯定的な回答を待っている」と述べ、条件なしに北朝鮮との対話に応じるという従来の立場に変化がないことを強調した。
(11月29日22:02)