投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 30 日 21:23:02:
10/29 19:11 引き渡し交渉は20回 同時テロまで米とタリバン 外信77
共同
二十九日付の米紙ワシントン・ポストは、ウサマ・ビンラディン
氏の引き渡しをめぐり、米政府が過去三年以上の間に少なくとも二
十回にわたって、アフガニスタンのタリバン政権と交渉を続けてい
たと報じた。交渉は中枢同時テロの起きた九月十一日の直前まで続
けられたという。
交渉に近い筋によると、両者は米国やアフガニスタン以外に、ド
イツやパキスタン、ウズベキスタンでも交渉を行った。タリバンの
最高指導者オマル師と米国務省当局者との衛星回線を使った四十分
にも及ぶ電話会談や、タリバン側代表が突然ワシントンを訪問した
こともあったという。
会談は一九九八年にケニアとタンザニアで起きた米大使館連続爆
破事件後に本格化。タリバン側は「条件が整えば、ビンラディン氏
を引き渡す」と繰り返すばかりで、交渉自体は実りあるものではな
かったという。(共同)
(了) 011029 1910
[2001-10-29-19:11]