投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 22 日 10:59:37:
【ワシントン布施広】
米統合参謀本部のペース副議長は21日、タリバン政権やウサマ・ビンラディン氏の組織「アルカイダ」の生物・化学兵器開発疑惑に関連して、米軍がアフガン国内で「炭疽(たんそ)菌」と書かれたガラス瓶を押収したことを明らかにした。純粋な学問研究の可能性もあるが、米当局が兵器用開発との関連を調べている。
副議長は瓶が見付かった場所は明らかにしなかった。カブール発AP通信によると、同市近郊の農業省研究所が炭疽菌の研究を続け、タリバン政権当局者が定期的に同研究所を訪れていた。研究所の関係者は、家畜のワクチン生成用の研究と語っている。研究所は米軍の空爆で破壊された。
ペース副議長は「瓶には英語で『炭疽菌』と書かれていた」と述べたが、内容物が炭疽菌かどうかの分析は終わっていない。副議長は「我々は化学・生物兵器製造用に使われていた疑いがある施設のリストを持っている」と述べ、既にいくつかの疑惑施設を訪問、土壌サンプルなどを収集したことを明らかにした。
アルカイダはサリン・ガスを製造していた疑いもあるが、副議長は「現段階では断定できない」としている。
[毎日新聞11月22日] ( 2001-11-22-09:49 )