投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 21 日 18:48:16:
11/21 15:18 特別チームで過激派摘発 エジプトとパキスタン 外信56
【ペシャワル(パキスタン北部)21日共同】パキスタンとエジ
プト両国の治安当局が、戦闘の続くアフガニスタンを脱出するイス
ラム過激派対策に特別チームを設置、過激派摘発に乗り出したこと
が二十一日、パキスタン当局者の話で分かった。パキスタンが再び
過激派の活動拠点となるのを防ぐのが目的で、米国も情報収集面で
協力する見通し。
当局者によると、特別チームはアフガンと国境を接する少数民族
地域を中心に捜査員らを配置、越境してくる過激派活動家を待ち受
け逮捕する。両国はエジプト人活動家については、本国へ強制送還
、裁判にかける方針。
アフガン内には現在、ウサマ・ビンラディン氏のテロ組織アルカ
イダに所属したり、タリバンに協力するエジプトやアルジェリアな
ど各国出身のイスラム過激派活動家が三千人以上いるとみられる。
活動家の多くは一九七九年の旧ソ連軍侵攻以降、義勇兵などとし
てアフガンに渡った。ソ連撤退後はアフガンやパキスタン北部のペ
シャワルを拠点に、テロ活動に加え兵器や麻薬の密輸に関与したと
される。
エジプトでは九○年代、アフガンから戻った過激派によるテロが
続発、今回のタリバン政権崩壊で同じ事態の再発を懸念しており、
十九日にはマーヘル外相がイスラマバードでムシャラフ・パキスタ
ン大統領と会談し、テロ組織対策での協力で合意した。
(了) 011121 1517
[2001-11-21-15:17]