投稿者 えーてる 日時 2001 年 11 月 21 日 11:57:24:
【ニューヨーク20日=河野博子】ニューヨークのアメリカン航空(AA)587便の墜落について、米国家運輸安全委員会(NTSB)は20日、方向舵に問題があった可能性を示唆した。また、ボイスレコーダー、飛行記録、レーダーの記録をつきあわせて分析した結果、587便がケネディ国際空港を離陸してから墜落するまでの時間は「103秒」だったことがわかった。
NTSBによると、1999年5月、墜落機と同型のアメリカン航空機(エアバス300ー600)がフロリダ州のマイアミ空港に着陸する寸前に、方向舵が異常な動きを示した。航空機は無事着陸したが、その後の調べで、整備士の配線ミスで、方向舵が逆方向に動くよう設定されていた。
NTSBは方向舵の動きと墜落の関連を今後の捜査の焦点の1つとしている。
これまでの調べで、墜落機は、墜落直前に右、右、左と3回に渡り激しく左右に揺れ、方向舵が同時に揺れたことも確認されている。しかし、NTSBは方向舵の揺れが機体の揺れをもたらしたのか、あるいは機体が揺れたため方向舵がこれを修正するために動いたのかについては、「捜査中」としている。(読売新聞)
[11月21日11時30分更新]