投稿者 kyodo 日時 2001 年 11 月 21 日 11:16:13:
新支配勢力で早くも内紛 アフガン東部で治安悪化
http://www.kyodo.co.jp/kyodonews/2001/revenge/news/20011121-239.html
【ペシャワル21日共同】タリバン軍が撤退したアフガニスタン東部ナンガルハル州で、事実上の無政府状態による治安悪化が深刻化している。都市部を含む全域で強盗や略奪が多発。州都ジャララバードでは新たな支配勢力の内紛が露呈し、一触即発の状態が続いている。
ジャララバードはタリバン兵が敗走した十四日から十五日にかけ反タリバンのパシュトゥン人指導者ユヌス・ハリス氏の勢力が制圧、十七日にハリス氏に近いハジ・カディル氏が知事就任を宣言した。
しかし、パキスタンの治安当局者によると、ジャララバードではハリス氏傘下の有力者二人が、お互いの勢力争いで対立。中心部のバザール(市場)を二分し、それぞれ勝手に税金徴収を始めた。実動部隊を持たないハリス氏はこの対立を解消できず、「多数の武装兵士を抱える有力者らによる市街戦がいつ始まってもおかしくない状態」(同当局者)だ。