投稿者 あっしら 日時 2001 年 11 月 20 日 21:35:04:
【クエッタ(パキスタン南東部)亀井和真】アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンの本拠地、カンダハルでタリバン側に市の支配権委譲などを求め、交渉を続けている地元部族側は19日、タリバン側に対し、23日を期限としカンダハル撤退を求めた模様だ。
クエッタの地元部族の広報官によると、19日、地元の2部族がタリバン側と交渉した。交渉ではタリバン側に平和的な市の受け渡しを求めたほか、▽今後の交渉はカンダハル以外のタリバン側の希望地で行う▽タリバンの最高指導者、オマル師の安全を保障する▽同時多発テロの首謀者とされるウサマ・ビンラディン氏の身柄確保の場合は米国に引き渡すこともある――などを改めて通告した。
部族側はタリバン側がこれらの条件をのまない場合は、攻撃を開始するとしている。
一方、部族側は、カブールを制圧した反タリバン連合(北部同盟)が、カブール州とカンダハル州の中間にあるガズニ州を越えて進軍しないことを再度要求。同広報官によると「北部同盟側もこれを了承した」という。
[毎日新聞11月20日]