投稿者 あっしら 日時 2001 年 11 月 20 日 19:23:25:
今朝NHK衛星1で放送されていたアメリカ「ABCニュース」によれば、ダシュル民主党上院議員とともに炭疽菌入りと封書を送りつけられようとされたと言われるレーヒー民主党上院議員が、来週から始まる議会公聴会でブッシュ政権の違法行為を追及するという。
その追求対象は、
1)9.11以降、氏名も公表しないまま約1,500人の身柄を不法に拘束していること
2)ウサマ・ビン・ラディンなどテロリストを「軍事法廷」で裁くという不法な内容の大統領令に署名したこと(参照:「拘束されたウサマ・ビン・ラディンはアメリカの軍事法廷へ」 http://www.asyura.com/sora/war4/msg/685.html )
などという。
この内容に続き、アメリカのアラブ人コミュニティが、捜査当局がアラブ人に的を絞っておよそ5,000人を尋問対象にするという動きに、「人種や宗教で差別することはない」という9.11事件当初のブッシュ政権の発言と異なるものだとして強く反発しているという報道もあった。
これまでは最高司令官=大統領に楯突くことが何となく憚れていたアメリカの政治・言論状況が、アフガニスタン軍事情勢の大きな展開で、今変わりつつあるようだ。
アメリカも少しずつ冷静さを取り戻してきたようだが、このような動きにブッシュ政権が反発して、“戦線拡大”に走らないよう願いたい。
それに較べて日本は....と言うのはヤメにしとこう。
ダシュルといいレーヒーといい民主党“リベラル派”上院議員に炭疽菌入りと封書が送られたことは、その犯人像を強く暗示するものだ。相手がひょっとしたら死んでしまうかもしれない行為なのだから、陽動作戦としても、“味方”には送りつけないだろう。