投稿者 あっしら 日時 2001 年 11 月 20 日 15:38:40:
遅く帰宅して、ようやく間に合ったフジテレビニュース（昨夜１１：３０ｐｍスタート）に柳田大元さんの記者会見報道を期待していたが、肉声部分は、「記者：もう一度行きたいですか？ ＜しばらく考えて＞柳田：拘置所ですか？」という部分だけで、あとはスーパーインポーズで「今は銭湯に行きゆっくりしたい」「たこ焼きなど、たこ料理を食べたい」という内容しか報道しなかった。
今朝の一般紙も同じようなもので、昼飯屋でみつけたスポーツ新聞「スポーツニッポン」でようやくあらましの話を知ることができた。
「スポーツニッポン」（１１月２０日２４面）
柳田大元さん成田に到着
「タリバン兵いい人」
＜写真及びキャプション＞戸惑いの表情を浮かべながら成田に到着した柳田大元さん
アフガニスタンでタリバン政権に拘束され、１６日に解放されたジャーナリストの柳田大元さん（３７）＝東京都三鷹市が１９日、成田着のパキスタン航空機で帰国した。
空港で記者団の質問に応じ「今は銭湯に行き、ゆっくりしたい」「たこ焼きが食べたい」などと話し、ホッとした表情。
柳田さんは、多数の報道陣に戸惑った様子を見せ「知らない方々が尽力してくれたことを聞いて、申し訳なく思っています」と頭を下げた。拘束生活については、「それほど精神的に苦しかったことはなかたった」と淡々と振り返ったが、気持ちを紛らわすために「“椰子（やし）の実”“こがね虫”などの歌を口ずさみながら」過ごしたことを明かした。
また、拘束中に接したタリバン兵らについても「いい人が多く、一緒にいたタリバン兵も例外ではなかった。これからどうしていくのか思うと残念というのも半分ある」と複雑な思いを漏らした。
さらに、米国などの軍事行動にも言及し「利権や覇権のために戦争する時代は古い。それに付いていこうとする日本もそう」と米国や日本政府の対応を批判した。
ちなみに、朝日・毎日・読売の柳田大元さん帰国に関する報道内容は以下の通り。
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［朝日新聞］１１／２０
アフガンから柳田さん帰国 拘束中「椰子の実」口ずさむ
アフガニスタン国内でタリバーンに拘束されたあと解放された東京都三鷹市在住のフリージャーナリスト柳田大元さん（３７）が１９日午後、家族とともに帰国した。成田空港で柳田さんは「迷惑をかけた。申し訳ない気持ちと感謝の気持ちです」と話した。拘束中は「椰子（やし）の実」などの歌を口ずさみ、気を紛らわせていたという。
柳田さんはタリバーンについて「これからどうしていくのか気になる」と語った。拘束中の体験などを執筆する予定は特にないという。(16:54)
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［毎日新聞１１月１９日］ ( 2001-11-19-19:02 )
「拘束中、童謡で心慰め」 無事帰国の柳田さん
2001.11.19
「（解放されてから）全く知らない方々もかなり心配して下さったことを知りました。感謝しています」――。アフガニスタンでタリバンに拘束され、解放されたジャーナリスト、柳田大元さん（３７）＝東京都三鷹市＝が１９日午後、イスラマバード発のパキスタン航空機で成田空港に帰国した。義兄のノンフィクション作家、野村進さんに付き添われて姿を見せた柳田さんは元気そうな様子で「ゆっくりしたい。たこ焼きなど、たこ料理を食べたい」と、日本に帰った安堵（あんど）感を表した。
柳田さんは拘束期間中について「寝ていたのはせんべい布団だったが特に不都合なことはなく、精神的にそれほど苦しくはなかった。童謡『椰子（やし）の実』や『こがね虫』を思い出し、心が慰められた」と振り返った。
柳田さんは１０月２１日、アフガニスタン情勢取材のためパキスタン北西部からアフガン東部のジャララバードに入国。翌２２日、不法入国容疑でタリバンに拘束された。今月１４日にタリバンがジャララバードを放棄した際、一時消息不明になったが、１７日、約１カ月ぶりに無事が確認された。 【深町郁子】
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［読売新聞］
タリバン解放の柳田大元さん、成田に到着
アフガニスタンでタリバンから解放された東京都三鷹市在住のフリージャーナリスト柳田大元さん（３７）が１９日午後、パキスタンからの飛行機で成田空港に到着した。
柳田さんは、報道陣を前に「多くの人が心配して、（解放に）尽力してくれた。申し訳なくもあるし、感謝もしている。まずは銭湯に行きたい」と、無事帰国できた喜びを語った。
(11月19日20:51)
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。