パレスチナ武装組織代表「占領終わるまで戦う」「朝日新聞11/19]

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投稿者 あっしら 日時 2001 年 11 月 19 日 17:06:14:

回答先: パレスチナにおける「イスラエル&パレスチナ2国体制」 投稿者 あっしら 日時 2001 年 11 月 17 日 17:41:56:


 ガザ自治区で対イスラエル武装闘争の主力となっているパレスチナの武装組織「民衆抵抗委員会」のジャマール・アブサムハダナ代表(38)は17日、朝日新聞記者と自治区内で会見し、「武装闘争はイスラエルの占領が完全に終わるまで続く」と語った。武闘部門の指導者が外国メディアと会見するのは非常に珍しく、欧米が和平仲介の動きを見せるなか、交渉が始まっても停戦に応じない強硬姿勢を示した。

 民衆抵抗委員会は昨秋のインティファーダ(民衆ほう起)開始直後にアラファト議長が率いるファタハから離脱して結成された。ガザ自治区南部のラファやハンユニスでイスラエル軍や入植地への攻撃を繰り返し、アブサムハダナ氏はイスラエル軍の「ブラックリスト」の上位にある。

 「毎日寝る場所を変え、夜、活動し、昼間は外に出ない」と潜伏活動を語った。妻と10歳を頭に3人の子供がいるが「1カ月に1回程度、秘密裏に会う」という。

 闘争の目的は「エルサレムを首都とする独立国家を建設すること」という。傘下の活動家1500人のうち200人が武闘部門。武器は自動小銃や迫撃砲。迫撃砲は「自治区内の工場でつくっているが、4、5発発射するとだめになってしまう」と語った。

 イスラエル軍との力の差は明らかだが、「イスラエルも治安を脅かされ、経済的損害も被っている。我々は失うものはない。イスラエルが撤退するまで、我々は血の代償を払い続ける」と、かたくなに主張する。

 アラファト議長の停戦指令には「イスラエル軍が占領を続けるのに、我々だけが停戦を守る義務はない」と拒否する姿勢を明確にした。続けて、「93年秋以来、交渉は続いたが、民衆の苦しみは変わらず、高級車を乗り回し、邸宅に住む金持ちの自治政府高官が増えただけだ。民衆が決定権を持つべきだ」と、交渉を担う自治政府に対する強い不信感を示した。


 今後の和平交渉の障害となるのは確実だが、パレスチナ人の現状への不満を代弁する面もある。(03:03)



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