投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 19 日 15:11:30:
19日付の英タイムズ紙は、同時多発テロの首謀者とされるウサマ・ビンラディン氏が、アフガニスタンのタリバンから追放され、妻子連れで逃亡していると伝えた。さらにタリバンの駐パキスタン大使は、同氏がタリバン支配地域にはいないと述べた。
同紙によると、北部同盟の進軍でクンドゥズとカンダハルの2カ所に追い詰められたタリバンは18日夜、長年にわたってかくまってきたビンラディン氏を、これ以上保護しないと宣言したという。
同紙によるとビンラディン氏は妻3人や子供たち、警護兵や側近とともに、数台の四輪駆動車に分乗し、拠点を転々としているという。
タリバンのザイーフ駐パキスタン大使は18日、記者団に対し、ビンラディン氏がアフガニスタンを出国したかどうかは不明だとして、「われわれの支配地域にいないことだけは確かだ」と述べている。
パウエル国務長官は18日夜、ABCテレビの番組で、「(ビンラディン氏が)まだアフガニスタンにいると考えている。多くの報告は、身動きの自由がかなり制限されてきたようだ」と述べた。
タイムズ紙の日曜紙サンデー・タイムズは18日、米英軍がカンダハル南の山中半径約80キロ圏内に、ビンラディン氏の所在を特定したと伝えている。