投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 19 日 14:52:33:
富山県小杉町のパキスタン人経営の中古車販売店前の路上に五月、イスラム教の聖典コーランが破り捨てられているのが見つかった事件で、破棄されたコーランを盗んだとして窃盗罪に問われた富山県内の二十歳代の女性被告の初公判が十九日、富山地裁(水野昌徳裁判官)で開かれた。罪状認否で女性は「間違いない」と起訴事実を認めた。このため審理が進められ、検察側が懲役一年を求刑、弁護側は最終弁論を行って即日結審した。水野裁判官は懲役一年、執行猶予三年の判決を言い渡した。
起訴状などによると、女性は今年四月上旬ごろ、小杉町稲積のイスラム教礼拝所からコーラン三冊と、預言者マホメットの言行録ハディース一冊を盗んだ。
さらに女性は、富山地検などのこれまでの調べに対し、五月中旬ごろ、はさみでコーランとハディースを切り裂き、同二十日夜、国道8号沿いのパキスタン人経営の中古車販売店前に投棄したことも認めている。
事件後、激怒したイスラム教徒のパキスタン人ら約二百五十人が富山県庁などに押し寄せたほか、約四百人のイスラム教徒が東京のイスラム寺院で集会を開くなど、抗議の動きが広がった。