投稿者 えーてる 日時 2001 年 11 月 19 日 11:16:49:
【ニューヨーク佐藤由紀】アメリカン航空のエアバスA300がニューヨークのJ・F・ケネディ国際空港を離陸直後に墜落した事故で、米国家運輸安全委員会のブレイキー委員長は18日、「乱気流の強さは通常の幅を超えるものではなかった」と語った。米ABCテレビの番組で明らかにしたもので、尾翼が機体から外れたのは、墜落直前に離陸した日本航空機の後方乱気流だけが原因ではないとの見方を示した。
委員長は「問題は乱気流のあとアメリカン機が激しく揺れたことだ」と述べ、さらに「(機体の)構造上、または操作上の問題ということもあり得る。現在、調査している」と語った。
委員会はすでに炭素繊維の強化プラスチック製尾翼について詳細な調査を開始。米連邦航空局も米国の航空会社などに同型機の尾翼部分の緊急調査を指示した。
回収されたフライト・レコーダーの記録から、日航機の後方乱気流で生じた激しい揺れを修正しようとして、副操縦士が操縦かんを反対方向に切り過ぎたとの可能性も指摘されている。(毎日新聞)
[11月19日11時11分更新]