投稿者 あっしら 日時 2001 年 11 月 18 日 01:15:56:
昨夜のCNNニュースの報道によれば、北部同盟は、昨日カブール近郊のバグダム空軍基地に無断着陸し部隊を展開している英国軍に対し、即刻退去するよう勧告したという。
それに対して、英国軍は、人道援助をスムーズに行うための部隊だとして部隊駐留の継続を図ろうとしているという。
英国軍部隊航空機がバグダム空軍基地に着陸している映像を見て、当然、北部同盟の許可を受けて作戦を展開していると思っていたが、全く違っていた。
英国政府は、他国に勝手に軍隊を侵攻させるという暴挙を行っていたのだ。
傲慢で厚顔無恥の米英政権であればやりそうなこととは言え、アフガニスタン攻撃と同じでそれを止める国家も国際機関もない。
これが世界の現実だ。
北部同盟はじめアフガニスタンの全勢力は、米英軍などの空爆を自勢力の拡張のために利用するのは勝手だが、米英仏独などEUを筆頭とした外国の地上部隊を自国領域に招き入れる愚挙を行ってはならない。
外国勢力に軍事力まで行使されていいようにかき回され、どこかの国の政府のように主権性そのものまで失ってしまうことになる。
勝手に軍隊を送り込んできた今回の英国政府の行動でよくわかるはずだ。
北部同盟は「国際世論」に付け入るスキを与えるような内部分裂を極力控えるとともに、現状の支配地域からの拡大を狙って南部勢力とぶつからないようにすべきである。南部勢力も、現状の安定化を計ることに専念し、北部同盟及びタリバンとの軍事的衝突は避けなければならない。
米英政権が軍事介入の機を虎視耽々と狙っていることを片時も忘れてはならない。
政治的配慮から治安部隊をどうしても受け入れなければならなくなったときは、トルコを除くイスラム国家の部隊のみを受け入れること。
EU地上部隊を受け入れようとするものは、たとえ外相であっても即座に排斥すべきである。
こんなことは、外国勢力の干渉がどんな悲劇をもたらすか骨身に染みてわかっているアフガニスタンの全勢力にわざわざ言うことではないかもしれないが...