投稿者 あっしら 日時 2001 年 11 月 17 日 16:39:50:
“キリスト教布教”の疑いで8月以来タリバン政権に拘束されていたNGO8人が先日(15日)救出されたが、救出された8人のなかの米国人である女性2人の発言にアメリカメディアは戸惑いを見せている。
今日のCNNニュースでも2人の記者会見を伝えていたが、映像は「救出はハリウッドの映画以上に映画みたいですごかった。スカーフを焼いて居場所を示した」という部分の短いもので、あとはキャスターが言葉で補うというものだった。
アメリカのメディアは、2人がタリバンの悪逆非道を語ったら、たぶん大きく取り扱っただろう。
しかし、
「食事はきちんと提供された」
「近くが爆撃されるようになった空爆後もちゃんと面倒を見てくれた」
「あるタリバン兵は私のことを妹のように思える、ちゃんと守ってあげると言ってくれた」
「祈りも祈りの歌も自由だった」
などの発言だったようだ。
そのあとに、米国人以外のある3人は怒っていたというキャスターのコメントが付いていた。
救出直後の8人を映像で見たときも、少し痩せている感(ぷくぷくちゃんもいた)はあったが、そこそこちゃんと面倒をみられていたんだなあという印象だった。
救出作戦も、タリバンが交渉したことが契機であり、一部報道でもあったようにタリバンが救出するよう要請した結果だとさえ考えられる。
彼女たちが、アメリカの故郷で暖かく迎えられることを祈るのみである。