アルカイダ拠点から「核兵器開発資料ハッケ〜ン!」のお笑い草

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投稿者 佐藤雅彦 日時 2001 年 11 月 17 日 06:02:39:

回答先: アルカイダの核資料発見を確認 インターネット情報か 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 16 日 21:20:28:

  マスコミは、「アフガニスタンのアルカイダの拠点から核兵器開発
に関する資料を発見した」などと嬉々として伝えていますが、これは
誇張デマ報道の典型でしょうな。なにしろ、そうやって見つかった資料
とやらは、まったく陳腐な“使えない情報”でしょうから。
  なるほど少なからぬ人がすでにご存じのように、インターネットには
「長崎型原爆の作動原理」についての著者不明のあやしげな英文文書
が出回っていて、たとえば「File courtesy of Outlaw Labs atomic bomb」
というキーワードで検索すれば、今回アルカイダ拠点から発見されたと
思われる怪文書が70件ちかく見つかります。……まあ、原爆製造を
ネタにした都市伝説みたいなものです。
 だけど、こんな文書はじっさいの兵器づくりには参考にならんでしょ。
たとえ僅かばかりのプルトニウムを手にしていたとしてもね。

 むしろ中古の核爆弾を購入したり、従来型の戦争(正規戦)では利用
価値のない“低品質”の放射性物質を環境中にばらまく、などのほうが
よほど現実味のある脅威のはずです。つまり、半世紀にわたって“核兵器
独占大国クラブ”を存続させ、のうのうと核兵器の開発・増産・保持を
続けてきたしっぺ返しが、今回の脅威に他なりません。
まあ、たぶんに“作られた脅威”ではありますが。(苦笑)

 メディアは、ウサマ・ビン・ラディン一派を「兇悪な宇宙人」のように
どこまでも“悪魔化”(demonization)したいようですが、まったく馬鹿
馬鹿しいほど漫画チックで、情けなくなってしまいますね。

 ちなみに、70年代に米国で「アナーキスト・ハンドブック」という市民向け
武器製造マニュアルが出回ったことがありますが、これには故意に偽情報
が記されていて、それを真に受けて武器密造を試みる連中を自爆に導く
“権力の罠”だ、という指摘もありました。

 世に出回っている「原爆製造マニュアル」のたぐいが素人向けの
ハッタリ駄本だという本質を知らずにマスコミのデマ報道に乗せられ
れば、“メタ・テロリズム”――テロへの恐怖を理由付けにして推進され
る恐怖政治――の犠牲になってしまうでしょう。 今は“中世暗黒時代”
じゃないのですから、こういう愚かさに陥ることだけは避けたいものです。

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11/16 08:06 核資料発見を確認 インターネット情報か  外信11

 【ワシントン15日共同】リッジ米国土安全保障局長は十五日の
記者会見で、アフガニスタンのカブール市内にあったアルカイダの
拠点から核兵器開発に関する資料が発見されたことを確認した。 
 局長は「情報の多くは数年前にインターネットから取った可能性
があり、特別な内容ではない」と強調、「ビンラディンが核兵器を
持っていることを確認するものではない」と述べた。      
 その上で「米国はあらゆる可能性に備える必要がある」と指摘し
た。                            
 同日付の英紙タイムズは、見つかった資料に長崎型原爆に似た方
式で核爆発を起こす方法などが記されていたと伝えていた。   
(了)  011116 0805              
[2001-11-16-08:06]

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