投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 16 日 21:19:15:
11/16 08:06 マスード将軍が選んだ軍服 進撃前に兵士に支給 外信06
共同
アフガニスタンの反タリバン勢力「北部同盟」は、マザリシャリ
フ進撃を始める前の今月初め、本格的な軍事演習を北部のジャボル
サラジで行った。それに先立ち、軍兵士たちに軍服が支給された。
町には、迷彩色の真新しい軍服に包まれた兵士たちがあふれていた
。
この迷彩色の軍服は、今年九月に暗殺されたマスード将軍自らが
選んだと、将軍のボディーガードだったウドゥトさんは語る。
マスード将軍は早くからムジャヒディン(イスラム戦士)に統一
の軍服を支給したいと考えていた。中国、インド、イラン、ロシア
、フランス、ドイツから十種類以上の見本を取り寄せ、その中から
中国製の軍服がアフガンの国土に色柄が合い、生地も軽くて強く、
冬の寒さにも十分対応できると選んだという。
マスード将軍は軍服の完成まで徹底して細かい注文をつけた。「
自ら軍服を着用して気に入るまで何度も縫い直しをさせていた」
他人のものと間違えないように二万着以上のすべての軍服に番号
を付け、担務に応じて識別できるようなデザインを工夫した。
「マスード将軍は兵士たちの真新しい軍服姿をだれよりも心待ち
にしていた」とウドゥトさんは語った。(ジャボルサラジ共同=安
井浩美)
(了) 011116 0805
[2001-11-16-08:06]