投稿者 あっしら 日時 2001 年 11 月 16 日 19:03:36:
回答先: <米同時多発テロ>墜落機内の模様 テープで初めて公開(毎日新聞) 投稿者 えーてる 日時 2001 年 11 月 16 日 17:32:31:
本日午前NHK衛星1で放送されたABCニュースの内容です。
UA93便は、9時28分、クリーブランド市街地を高度35,000フィート(およそ11,000m)で通過。
管制官が「93便ですか、高度35,000フィート確認しました」と応答。
しばらくして、意味のとれないしゃべり声(毎日新聞の記事にある『「ここから出て行け」というパイロットの声が2回聞こえたと』という部分はありませんでした)とともに必死にもがくような音がおよそ30秒間続き、静かになる。(この時刻は不明)
航空交通管制官が「こちらにコールしましたか?」と呼びかける。
9時32分 コックピットが制圧され、「みなさん、こちらは機長、席を立たないように、しばらく座っていてください。機内に爆弾があります」と見知らぬ男(確かにネイティブではない英語)が話す。
管制官が「こちら、クリーブランドです。はっきりしません。もう一度ゆっくり言ってください」と呼びかける。
9時36分、UA93便は高度を上げながらUターンしてワシントン方向に飛行を始める。
最初の男とは別の男が、「こちら機長、座席に座っていてください。機内に爆弾があります。席を立たないでください。我々は空港に戻っています」と話す。
管制官は、「爆弾があるのはわかりました」と話し、それから、「93便、こちらクリーブランド、聞こえますか」、「93便、応答願います」などの呼びかけを20回以上行うが、UA93便からは応答なし。
管制官は、近くを飛行中の航空機(何かは不明)に、「右側に煙か何か見えませんか」と要請。
10時7分 その航空機のパイロットから「黒い煙が見えます」と確認の応答。
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この内容から推測すると、ハイジャッカーたちは、客室を制圧してからではなく、最初にコックピットを制圧したように思われます。
この機のハイジャッカーは4人ということですから、客室を制圧しようとしたら、5人以上いる客室乗務員の誰かがコックピットに連絡できたでしょうし、犯人が、機内放送で「機内に爆弾がある」「空港に戻る」と言うだけで、乗客をことさら脅迫しているわけでもないので、客室は平穏だったような気がします。おそらく、乗客・乗員は誰も、既に2機の航空機がWTCに激突しているという事実を知らなかったのではないでしょうか。
※ このやり方で、4機全部の航空機がハイジャックされていたとしたら、他の3機で乗客から地上への電話がなかったということも理解できます。
逆に言えば、墜落したUA93便だけが携帯電話を使った地上との通話報道が多いことが気になります。(UA93便に航空機据え付けの電話があったかどうかわかりませんが、それではなく、一般の携帯電話は高度1万メートル以上から地上に通話できるものなのでしょうか?ご存じの方がいたら教えてください。)
「ニューヨークタイムズ」の記事によれば、このUA3便のコックピットクルーは「コックピット侵入」の警告を地上から受け「確認」というメールを送っていたそうです。
このような状況でのコックピット侵入は、客室乗務員を脅すとか、当局者だと身分を偽るとかしないと難しいでしょう。警告を受けたパイロットが愚かなことにドアのロックをしないままだったということも考えられますが、それでは、ドアロックに対応できない無計画なハイッジャクになってしまいます。
9時30分といえば、1機だけではなく2機の航空機がビルに激突して28分も経過している状況です。それなのに、UA93便を地上に降ろすこともなくのんきに飛行を続けさせていた航空交通管制官(=FAA)の対応のほうが不可思議です。他のいろんな記事では、すぐに飛行中の航空機を近くの空港に着陸させる処置をとったようになっているのに....
しかし、出てくる貴重な情報は墜落したUA93便ばかりですね。