投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 29 日 20:56:57:
10/29 08:04 オマル師、自宅爆撃認める 米の狙い覇権確立と非難 外信01
【カイロ28日共同】二十八日のアルジェ発中東通信によると、
アフガニスタンのタリバン政権の最高指導者オマル師は同日付のア
ルジェリアの地元紙アルヨムとのインタビューで、自宅が米軍によ
って爆撃されたことを認めたが、家族やタリバン指導部にけが人は
なかったと述べた。
オマル師がいつ、どこでインタビューに応じたかは明らかでない
。
オマル師は、米軍の攻撃について、国際テロの黒幕とされるウサ
マ・ビンラディン氏を狙ったものではなく西南アジア地域に覇権を
確立しようという自国の利益のため、イスラム教国であるアフガニ
スタンを攻撃していると非難。
また、アフガンの国民和解に向けたザヒル・シャー元国王の復帰
案については、米国であろうとどの国であろうと、何十年も前に国
を出た人物をアフガン国民に押しつけることはできないとし、国王
復帰案は受け入れられないとの従来の主張を繰り返した。
さらに、丸三週間続いている米軍の攻撃が狙い通りの成果を挙げ
ていないとし、間もなくそのことが明らかになろうと述べた。
米国が身柄の引き渡しを求めているビンラディン氏については、
アフガン国内かアラブ諸国のイスラム教指導者で構成する委員会で
裁きを受けさせる用意があるとし、イスラム諸国会議機構(OIC
)などの傍聴を条件として加えた。
(了) 011029 0804
[2001-10-29-08:04]