投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 27 日 18:45:10:
米統合参謀本部のスタッフルビーム作戦副部長は26日の会見で、米軍のアフガニスタンでの軍事作戦が手詰まり状
態に陥っているのではないかとの批判に対し、「個人的には、泥沼にはまりこんでいるとは思わない」と反論し、計画通り
順調に進展しているとの見解を繰り返した。
同副部長は「これは正規軍と正規軍との伝統的な戦争ではない。我われは非常に複雑な作戦を展開している」と説明、
長期戦への「忍耐」を改めて求めた。これに関連して、ブッシュ大統領も同日、経済界との会合で「我われは悪に対する長
い長い闘争の初期段階にいる」と演説した。
米軍はここ数日、首都カブール北方で北部同盟と対峙(たいじ)しているタリバーン部隊の前線を空爆、同盟の攻勢を支
援しているが、極めて限定的な空爆の模様。
同副部長は「お互いに支援し合っているが、同盟側に不満があることは理解できる」とし、両者の作戦計画と目的が必
ずしも常に一致しているわけではないと指摘した。
空爆の心理効果についても、「タリバーン内に離反者が出ている。それは事実だが、何人という風に数字では測れない」
と述べた。また、英軍特殊部隊の潜入が間近と伝えられることについては「タイミングは彼らが決めることだ」と述べた。
一方、米軍は現地時間の27日未明も、カブール近郊などへの空爆を続行。先日には、艦載機など計80機と巡航ミサイ
ルを使用、首都北方の前線や南部のカンダハル近郊の命令指揮施設や部隊のほか、タリバーンやテロ組織が潜む洞く
つにも攻撃を加えた。(15:41)