投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 15 日 09:35:42:
トルコ、カブールに大使館再開
【バーレーン14日=岐部秀光】アンカラからの報道によると、トルコのエジェビット首相は14日、声明でアフガニスタン安定化に向けて同国が政治軍事の両面で積極的に関与するとの立場を表明した。首都カブールに大使館を再開するほか、北部のマザリシャリフに領事館を開設する準備も始めたという。アフガンへのトルコ軍特殊部隊の派遣に加え平和維持軍にも参加する方針だ。
声明は「アフガニスタンの政治的空白を埋め、人道援助を実施するうえで、トルコが重要な役割を果たすことができる」と指摘した。さらに「政治空白が長引けば、解決が非常に困難な混乱をもたらしかねない」として、反タリバン勢力内部での対立などを回避するため、受け皿となる政権づくりに向けた早急な協議の必要性を強調した。
トルコは北大西洋条約機構(NATO)唯一のイスラム国家で、親欧米路線をとってきた。米国は「タリバン後」のアフガン安定に向けたトルコの協力を求めていた。