投稿者 踊る藁人形 日時 2001 年 11 月 14 日 21:54:30:
【シカゴ=野毛洋子】米同時テロをきっかけに高層ビルからの脱出用パラシュートを製造販売するエグゼクティブシュート社(ミシガン州)に問い合わせが殺到している。高層ビルの危機管理について議論が高まる中、米大手保険会社や証券会社などが購入を検討を始めたという。
同社の高層ビル脱出用パラシュートは、はば垂直に効果するのが特徴。傘が開くまでの距離がビルの三、四階分に相当する約三十フィートで、通常の百フィートから二百フィートに比べ短いため、ビルが十階以上なら脱出用として使えるという。現在特許申請中で価格は八百ドル。使用にあたってはビデオを通じたトレーニングプログラムや企業向けの出張クラスも用意している。
最高経営責任者(CEO)のジョン・リバー氏によると、現在、ラスベガスの大手ホテル、米大手証券会社、消防署など約三十の企業や団体などが購入を検討中で、年内に三万から五万のパラシュートの販売を見込んでいる。
同社は軽量航空機を製造するデスタニー・エアクラフト社の姉妹会社。
[日経産業11/14]