投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 29 日 19:53:19:
【ワシントン29日=貞広貴志】
29日付の米紙ワシントン・ポストは、米政府が1998年から今年9月の同時テロ発生直前までの3年間に、少なくとも20回、アフガニスタンのタリバン政権と接触し、ウサマ・ビンラーディンの引き渡しを求める交渉を行っていたと報じた。
タリバン側は第3国へ引き渡す構えを見せたが、米政府があくまで米国内での裁判を主張したため、交渉は最終的に決裂したという。
同紙によると、交渉はケニヤとタンザニアの米大使館が98年、ビンラーディン一派とされるグループに爆破された直後から始まった。米国務省とタリバンの幹部はカンダハルやタシケント、イスラマバード、ボン、ニューヨーク、ワシントンなどで秘密会合を持った。衛星電話を通じてタリバン最高指導者のオマル師が40分にわたり参加する場面もあったという。
今年3月にはタリバンの特使が突然、ワシントンを訪問し、ブッシュ大統領にオマル師の親書とじゅうたんの贈り物を持参するなど、ビンラーディンを引き渡す意思を示唆したこともあったという。
(10月29日19:46)