投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 13 日 20:41:30:
回答先: 米、アフガンに戦略的足場 首都の治安維持が難題に 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 13 日 20:37:55:
11/13 17:57 重荷背負った米外交 「新政権」へ時間との闘い 外信102
【ワシントン13日共同】アフガニスタンの反タリバン勢力「北
部同盟」による首都カブールの制圧を受け、米政府は首都の「権力
の空白」を埋め、北部同盟のカブール支配を長期化させないために
、新政権づくりと治安維持部隊投入という二つの緊急課題実現を目
指す「時間との闘い」を強いられることになった。
ウサマ・ビンラディン氏の拘束・殺害のためアフガニスタンでテ
ロ組織掃討作戦に着手した米国だが、アフガン内戦の一当事者であ
る北部同盟に肩入れしたことで、本来の目標に加えて難題を背負い
込んだ形だ。
ブラヒミ国連事務総長特別代表は十二日、新政権の骨格づくりの
ため「数日以内にアフガン各派を招いた会議の開催」を目指すと述
べたが、北部同盟とアフガニスタン南部勢力の対立は根深い。南カ
リフォルニア大のデクメジアン教授は「実現は奇跡のような話」と
指摘し、アフガニスタン北部を北部同盟が握り、南部をパシュトゥ
ン人が支配する「アフガン南北二分割」の可能性が強まったと語る
。
カブールを「多民族共存の都市」(ブッシュ大統領)とするため
の多国籍治安部隊の投入も時間がかかりそうだ。
米国務省のハース政策企画局長(アフガニスタン問題担当)は北
大西洋条約機構(NATO)加盟国である欧州諸国とトルコを加え
た多国籍軍を早期に編成し、カブールに投入する方針を主要国に説
明しているが、派遣国の了解取り付け、北部同盟など反タリバン勢
力の受け入れ合意の有無、後方支援や輸送路の確保など難問は多い
。
(了) 011113 1756
[2001-11-13-17:57]