投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 13 日 20:38:49:
回答先: 北部同盟進撃恐れ避難 カブールから市民ら 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 13 日 20:23:27:
11/13 17:37 ブルカ脱ぎ捨て女性に笑顔 道に子供、花差し出す人 外信98
【カブール13日共同=原田浩司】男たちはひげをそり、女たち
は頭からつま先まで覆っていたブルカを脱ぎ捨て、素顔を見せた―
。十三日、タリバン政権軍が撤退したアフガニスタンの首都カブー
ル。支配者がタリバンから北部同盟へ変わると、市民はまず、タリ
バンが押し付けてきた厳格なイスラム規範を投げ捨てた。街路には
子供たちも走り出て、戦車の上の北部同盟軍兵士と笑顔で言葉を交
わしていた。
北部同盟軍がカブールを制圧した十三日午前、乗用車で市街地に
入った。
晴天、汗ばむほどの陽気の中を北部同盟軍の装甲車や戦車が続々
と市内へ入っていく。首都周辺に住む市民が歩いて後に続いた。事
実上の無血入城だった。記者の車は北部同盟の最前線だったチャリ
カルの町からカブールまでわずか四十分で到着した。
市境を越えて二キロほど入った所で、装甲車が道をふさいでいた
。そこから先へは進めなかったが、市内には銃声もなく、平静だ。
「朝起きてまず、ひげをそった。頭に巻いていたターバンも捨て
てしまった。久しぶりにターコラ(帽子)をかぶって街に出てきた
。タリバンがいなくなってうれしい」とハマド君(17)はニッコ
リ。ひげもターバンもタリバンの最高指導者オマル師が市民の義務
として強制してきたものだ。
商店の多くはまだ、扉を閉ざしたままだが、市民は幹線道路を通
り過ぎる北部同盟の軍用車両を歓迎していた。装甲車の兵士に老人
が造花を差し出す。
ほとんどは男性だが、女性の姿も見える。顔を覆っていた黄色や
紫のブルカを脱ぎ、カブールに女性の笑顔が戻ってきた。
(了) 011113 1737
[2001-11-13-17:37]