投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 13 日 02:30:57:
オサマ・ビンラディン氏が率いるテロ組織「アルカイダ」は再三にわたって、米国へのテロ攻撃の可能性を示唆していた。
アルカイダのスポークスマンは10月13日、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラを通じて、「航空機による攻撃はやまない」と、航空機乗っ取りなどによるテロ攻撃の可能性を警告していた。
ビンラディン氏は10日付パキスタンの英字紙ドーンのインタビューで、「われわれ自身が(米国の)標的になっており、われわれは自衛しているだけだ。自衛のためのジハード(聖戦)だ」などと警告していた。
また、ビンラディン氏の側近のアイマン・ザワヒリ副官は9日、アルジャジーラを通じた声明で「来る攻撃の後にどちらがうそをついているかはっきりするだろう」などと、新たな対米テロの予告ともとれる発言をしていた。
米メディアによると、12日のアメリカン航空の墜落事故について米司法省当局者らは「テロと見ていない」としている。しかし、これまで米国では第2次テロに対する警戒が続いていた。リッジ国土安全保障局長官は2日、新たな米テロの可能性について、「無期限に注意を続けてほしい」と話していた。
また、アシュクロフト米司法長官は10月29日、米国民や国内外の米国関連施設に対し、「今週から来週にかけて新たなテロが起きる恐れがある」と、同月11日以来、2度目の警告を出していた。
同司法長官は、新たなテロの具体的な形態な標的について「分かっていない」と述べるにとどめていた。
この再度の警告について米メディアは、「9月11日より大きいテロを近く実行する」と複数のアルカイダのメンバーによる電話を傍受した結果によるものだと報じていた。(01:33)