投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 12 日 18:32:14:
回答先: 数日中に首都進撃と米 NATO部隊編成の方針【ワシントン12日共同】 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 12 日 16:49:05:
11/12 15:55 数日中に首都進撃と米 多国籍軍で緊急治安維持へ 外信79
【ワシントン12日共同=杉田弘毅】米政府は十二日までに、ア
フガニスタンの北部同盟が数日中に首都カブールへの進撃を開始す
ると主要国や国連に通告し、カブールからタリバン軍が敗走した後
、緊急に治安の維持に当たる北大西洋条約機構(NATO)加盟国
による多国籍軍を投入する方針を伝えた。
米政府高官からアフガニスタン情勢の説明を受けた外交筋が明ら
かにした。
同筋によると、米政府は一カ月を越す空爆でタリバン軍地上部隊
はかなり弱体化したと判断。北部同盟の進撃は米軍の空爆の支援で
比較的容易にカブールの防衛線を突破し、タリバン軍は大きな抵抗
をせずにカブールからアフガニスタン南部に敗走する可能性が強い
とみている。
米政府高官は多国籍軍について(1)空爆に参加した米英軍に対
する反発を想定し、イタリア、フランス、トルコなどを中心に米英
軍は前面に出ない(2)政治的利害を持つパキスタン、イランなど
周辺国はすべて排除する―と説明した。
また一、二週間以内に投入態勢を整える目標で、規模や装備はタ
リバン軍がカブールに残って抵抗するかどうかによって決定するこ
とにしている。NATO加盟国の部隊投入は緊急展開が可能で一定
の能力を持つことが理由となっている。
投入は米政府が国際管理を目指すカブールに当面限られ、マザリ
シャリフの空港かカブール郊外の全天候型のバグラム空港を使用す
るとみられている。
米政府高官は米中枢同時テロ以後の二つの安保理決議で、反テロ
多国籍連合が結成され軍事力の行使を認める国連憲章第七章が発動
されたとして、多国籍軍投入には「新たな安保理決議は不要」とし
ている。
米政府はマザリシャリフ制圧に続いて北部同盟のカブール進撃を
奨励。一方でカブールをアフガニスタンの全勢力を代表する新政権
の首都とするために、同同盟にはカブールを包囲させるだけで入城
は回避させたい意向だ。
ただ多国籍軍の編成が北部同盟の進撃に間に合うかどうか不確実
で、米特殊部隊が監視する形で北部同盟が首都に入城する事態も排
除されていない。
(了) 011112 1554
[2001-11-12-15:55]