投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 10 日 20:21:44:
回答先: 米が地上部隊の派遣打診 対タリバン戦で北部同盟に 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 10 日 20:20:55:
11/10 16:03 首都の早期陥落を想定 北部同盟入城も容認か 米特 外信96
【ワシントン10日共同=杉田弘毅】米政府は九日、アフガニス
タン北部の要衝マザリシャリフに続いて首都カブールの厳冬期前の
陥落の公算が出てきたとして、ハース・アフガニスタン問題特使を
同日急きょニューヨークに派遣。主要国やブラヒミ国連事務総長特
別代表(アフガニスタン担当)とカブール陥落に備え協議を開始し
た。
ハース特使と同日協議した外交筋が明らかにした。
米政府は今後、タリバンがマザリシャリフで反撃に転じたとして
も、米軍の空爆支援を受ける北部同盟の優勢は動かないと判断。ま
たカブールについては、タリバン政権打倒のため、北部同盟による
陥落以外に「他に方法がないならば、やむを得ない」(同筋)とし
て容認する方針が固まりつつあるという。
米政府は、北部同盟のカブールへの進撃は、地元住民やパキスタ
ンの反発など混乱を招くとして止めてきたが(1)タリバン指導部
が首都に潜伏し抵抗した場合に除去が必要(2)タリバン政権弱体
化で権力の真空状態が起きる―などの理由から、空爆で進撃を助け
北部同盟の入城を認めることを検討している。
同筋によると、英国は北部同盟の進撃に合わせて米国、フランス
、トルコなどの多国籍軍が監視軍としてカブール入りし国際管理す
ることを非公式に提案した。
またブラヒミ特別代表もタリバン指導部がカブールから早期に敗
走する事態を予想し(1)タリバン指導部を除く二、三百人のアフ
ガン各派代表が集う会議を開催する(2)核となる二、三十人の代
表に政策決定機能を持たせ暫定政権としてカブールに設立―との政
権受け皿案を米政府に伝えた。
空爆開始後もタリバン軍が予想外に頑強で目立った成果が出てい
ないことから、作戦の指揮をとるフランクス中東軍司令官の更迭説
まで流れたため、米政府は、じゅうたん爆撃などでタリバン軍に対
して容赦ない攻撃を行い、北部同盟を゛地上部隊″として活用する
戦略に転換した。
米軍事筋は、カブール攻略でタリバン軍が市街地住民を゛人間の
盾″として潜伏した場合に、一帯を包囲して兵糧攻めにする案も検
討されていると指摘。米軍はタリバン支配地域を避けて市民用の食
料投下を行っていると述べた。
(了) 011110 1602
[2001-11-10-16:03]