投稿者 佐藤雅彦 日時 2001 年 10 月 28 日 22:27:06:
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この記事は――
http://asyura.com/sora/war3/msg/765.html
戦争・国際情勢3 投稿NO:765 2001/10/23
題 名: 要注意! ワシントンの郵便局員「肺炭疽」死亡疑惑
――の改訂追補版です。板が新しくなったのに、追補記事が
日々追加更新されているので、とりあえず足場作りのために
基本部分も再投稿しました。(以後、追加記事だけ上げます
ので、今回は巨大記事でご勘弁を……。)
当初、郵便局員が細菌学的証拠も出ていないうちから「肺炭疽」
のように報じられていたことに不審を抱き、この報道についての
疑義を提起しましたが、問題の患者については、その後、「炭疽菌
感染だった」というお定まりの結論が出たようです。
しかし、この炭疽菌の“品質”やその出所については米国政府
内部でも諸説紛々のようですし、いったいなぜ突然、重篤な肺炭疽
で急死したかも今のところ「謎」のままです。
つまり、政府内に、ペンシルヴェニアから“推挙”された国土防衛
長官その他の「生物兵器なみに洗練された炭疽菌だ」という主張
があると同時に「国内産の低品質の菌である」という主張もあり、
前者の主張を言い立てる者はイラクの関与をも主張したがり、
後者の場合はとりあえず国内の「過激派」を疑っている、という
ありさまです。
しかし、これが政府のデッチ上げ謀略だとすれば、「生物テロ」騒動
を大げさに演出するために郵便配達員だけを狙って炭疽菌に暴露
させることだってありうるでしょう。
最初にフロリダやニューヨークのしょ〜もないタブロイド紙と
民主党のリベラル派議員に、恫喝めいた郵便物を送ったという
のも、奇妙な話ですしね。
ようやく最近になって、CIAや陸軍の感染症医学研究所にまで
「炭疽菌郵便物が送られてきた」と報じられていますが、な〜にを
今さら……という見方だって、できないわけではないでしょう。
別の投稿でも指摘したように、炭疽菌郵便物の“脅迫状”の文面も
決定的にヘンですしね。
そういえば、脅迫状に唐突に「ユダヤに死を」なんて書かれている
のも、まったくヘンですね。仮に炭疽菌騒動の犯人が9・11事変を
も仕掛けた回教徒の過激派だとすれば、どうして9・11にシオニスト
関係に攻撃が及ばなかったか辻褄が合わないし、生物兵器を使う
のは秘密戦争が大原則ですから、手紙でこせこせと嫌がらせをす
るなんていう手間ばかりかかって“効率が悪い”手段はとらない
だろうし……。 それに、こういう菌入り脅迫状の“テロ”が実行され
ていたとすれば、9・11のずっと前から実行されていても不思議じゃ
ないのに、ここにきて突然始まっているし……。
仮にこの炭疽菌騒動が、米国なりイスラエルの政治的謀略だと
考えると、大衆を恐怖心に追い込んで戦時動員体制をデッチ上げ
なおかつ国内の小うるさい反戦勢力や、反連邦勢力(多くの右翼)
を弾圧できるので全く都合がイイってことになるんでしょうけどね。
……そういうわけで、私自身は、米国政府が最近言い出した「国内
極右勢力の仕業」説もアヤシイなと思っている次第。
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【以下は、元記事とその追補です。】
●連邦議会への郵便物を扱っているワシントンDCの
郵便局の職員が「肺炭疽」になって「死者」も出た、という
ニュースが報じられていますが、ちょっと気になることが
あるので、今後の経緯を注目する必要がありそうです。
●炭疽菌が生物兵器に使用される場合、大量殺傷を目的
とする以上、皮膚炭疽のようなものでなく、肺炭疽の大量
発生が狙われるでしょう。少なくとも、過去の生物兵器の
戦略的な使用目的は、そうした病気を大規模に巻き起こす
ということでしたし、そのために菌体が肺に到達しやすいよう
芽胞を含んだ生物剤粒子をできるだけ細かく精製することが
重要だと考えられてきたわけです。
●米国でも、フロリダ州ボカラトンのアメリカン・メディア社の
老社員がすでに肺炭疽で死亡していますが、それ以外は
これまで皮膚炭疽の徴候が確認されたにすぎず、しかも
分析された細菌は(マスコミ発表を信じるかぎり)細菌戦争用
とは思えない、という結論になっていたのでした。
●ところが、ここにきて郵便局員の肺炭疽によると「おぼしき」
死亡例が2例立て続けに出たわけですから、これによって
生物兵器テロ説はますます強化され、市民のパニックと、
生物兵器開発の背後にいる、という“評判”のイラクを叩くと
いう口実も通りやすくなっていくでしょう。
●しかし、今回の郵便局員の死亡事件、即断は禁物ながら、
なんともイカガわしいのです。なにしろ――
リッジ長官によると、職員2人は22日に症状が急変し、
死亡した。1人は血液検査による初期診断で炭疽菌感染
が疑われた。もう1人は血液検査では感染していないこと
を示す陰性だったものの、症状から感染の可能性が高い
という。同長官は「職員の症状や死が炭疽菌に起因する
疑いがあることは明白だ」と述べた。
――と、血液検査で陰性だった職員まで「肺炭疽」とおぼしき
「症状」で死んでいるわけで……。
●上記のチグハグさは何でしょうね? あえて推測すれば――
【1】 既成の炭疽菌検査では検出できないような、まったく新奇の
炭疽菌が使われた……か、
【2】 じつは炭疽菌感染していない職員を、外見上「肺炭疽と
症状が酷似する」ような生物剤または化学剤を使って殺した……か、
――ってことになるんじゃないか?
● ……というわけで、この事件は今後どう展開していくか、監視
を続ける必要があると感じた次第。
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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20011023k0000e030018002c.html
2001年10月23日
炭疽菌:
ワシントンの郵便職員2人、炭疽病死か
【ワシントン斗ケ沢秀俊】米国土安全保障局のリッジ長官は22日、ホワイトハウスでの会見で、ワシントンのブレントウッド郵便センター職員2人が肺炭疽(たんそ)病で死亡した可能性があることを明らかにした。診断が確定すると、米国の炭疽菌事件での死者は3人になる。ほかに同センター職員ら9人が感染している疑いもあり、事件は際限のない広がりをみせている。
リッジ長官によると、職員2人は22日に症状が急変し、死亡した。1人は血液検査による初期診断で炭疽菌感染が疑われた。もう1人は血液検査では感染していないことを示す陰性だったものの、症状から感染の可能性が高いという。同長官は「職員の症状や死が炭疽菌に起因する疑いがあることは明白だ」と述べた。
同センターでは、ほかに職員2人が肺に炭疽菌が感染する肺炭疽病で入院している。同長官によると、さらに9人に感染の疑いがあるという。詳細は公表されていない。
同センターは連邦議会の北東約5キロにある。86年に開設され、政府、議会関係約230カ所への郵便物を専門に取り扱っている。
ダシュル上院院内総務(民主党)の事務所に15日届いた炭疽菌入り郵便物を扱ったことが判明しており、これが感染源とみられている。
炭疽菌事件では、フロリダ州のタブロイド新聞社アメリカン・メディアの男性編集者が肺炭疽病で5日に死亡した。ほかにニューヨーク市の3大テレビ局とタブロイド新聞社ニューヨーク・ポスト、ダシュル事務所の関係者らの感染や保菌が確認されている。
ダシュル事務所関係者の保菌者数は当初31人と発表されたが、確定診断で感染していないと分かった例が3件あり、28人に減った。感染、保菌者総数は47人となる。
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◆米国の炭疽菌事件◆(未確定の死者2人、感染9人は除く)
【肺炭疽病発症=4人】
アメリカン・メディア社男性編集者(63)=死亡
同社郵便物取扱室勤務の男性社員(73)
ブレントウッド郵便センター職員2人
【皮膚感染=6人】
NBCテレビ女性社員(38)
ABCテレビ来訪の7カ月男児
CBSテレビ女性社員(27)
ニューヨーク・ポスト紙女性社員(30)
ニュージャージー州の郵便局職員2人
【保菌者=37人】
アメリカン・メディア社員6人
NBC事件関連の捜査員1人、市職員2人
ダシュル上院院内総務事務所の関係者28人
[毎日新聞10月23日] ( 2001-10-23-12:37 )
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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200110/22/20011023k0000m030091001c.html
2001年10月22日
炭疽菌:
ワシントン郵便局員が重体 肺炭疽病で
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【ワシントン斗ケ沢秀俊】ワシントンのアンソニー・ウィリアムズ市長は21日、ワシントン中部にある郵便局の男性職員が、炭疽(たんそ)菌が肺に入る肺炭疽病と診断され、重体に陥っていることを明らかにした。肺炭疽病と診断されたのはフロリダ州のアメリカン・メディアの社員2人(うち1人は死亡)に続いて3人目。感染者としては9人目。郵便局員は、民主党のダシュル上院院内総務の事務所に15日届いた炭疽菌入り郵便物を取り扱ったとみられている。
一方、下院議会の議員事務所ビルにある郵便物取扱室から炭疽菌が検出された事件で、議会警察は20日、ダシュル事務所への炭疽菌入り郵便物と接触した下院議員あての郵便物に、菌が付着していた可能性が高いことを明らかにした。
[毎日新聞10月22日] ( 2001-10-22-22:02 )
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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200110/22/20011022k0000e030012000c.html
2001年10月22日
炭疽菌:
ワシントンの郵便局員が入院 肺炭疽病と診断、3人目
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【ワシントン斗ケ沢秀俊】ワシントンの保健当局は21日、ワシントン中央郵便物集配センターの男性職員が、炭疽(たんそ)菌が肺に入る肺炭疽病と診断されてバージニア州の病院に入院していることを明らかにした。重病だが、容体は安定しているという。米国の炭疽菌事件で肺炭疽病と診断されたのは、フロリダ州のタブロイド新聞社アメリカン・メディアの男性社員2人(うち1人は死亡)に続いて3人目。
この職員が勤めている集配センターは米連邦議会のダシュル上院院内総務の事務所に15日届いた炭疽菌入り郵便物を扱った。これが感染源になった可能性が高いとみて、保健当局は集配センターと別の郵便施設の2カ所で、炭疽菌の測定と職員の検査を始めた。
男性職員は最初、風邪に似た症状を示し、21日に入院した。発熱し、胸の痛みを訴えている。どの程度の炭疽菌を吸入したかは不明で、抗生物質の投与を受けている。
炭疽菌の感染により発生する炭疽病には、肺炭疽病と皮膚から感染する皮膚炭疽病があり、肺炭疽病はより危険性が高いとされる。炭疽菌事件での感染者は、皮膚感染も含めて9人となった。
[毎日新聞10月22日] ( 2001-10-22-10:21 )
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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200110/22/20011022k0000m030126000c.html
2001年10月22日
炭疽菌:
ワシントンの郵便局員が肺炭疽病
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【ワシントン斗ケ沢秀俊】ワシントンの保健当局は21日、ワシントン中部にある郵便局の男性職員が、炭疽(たんそ)菌が肺に入る肺炭疽病と診断されたことを明らかにした。入院中で容体は安定しているという。肺炭疽病と診断されたのはフロリダ州のタブロイド新聞社アメリカン・メディアの社員2人(うち1人は死亡)に続いて3人目。郵便局員は、民主党のダシュル上院院内総務の事務所に15日届いた炭疽菌入り郵便物を取り扱ったとみられている。
一方、下院議会の議員事務所ビルにある郵便物取扱室から炭疽菌が検出された事件で、議会警察は20日、ダシュル事務所への炭疽菌入り郵便物と接触した下院議員宛の郵便物に、菌が付着していた可能性が高いことを明らかにした。
[毎日新聞10月22日] ( 2001-10-22-01:04 )
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【その後の経緯】
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http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/836565/92Ye1s8bdb-0-4.html
「肺炭疽病」で深まるナゾ、待たれる確定診断
2001.10.23
22日に死亡したワシントンの郵便センター職員2人の死因は肺炭疽(たんそ)病なのか否か。それは極めて重要な意味を持つ。肺炭疽病と確定した場合、炭疽菌が非常に強力だったことを示し、被害者がさらに増えることは必至だ。
しかし、肺炭疽病と考えるには、いくつかの疑問が残る。職員の感染源と推定されているのは、ダシュル上院院内総務の事務所に15日届いた炭疽菌入り郵便物だ。同事務所スタッフが四方をテープで止めていた郵便物を開封した際、粉末状の炭疽菌の胞子が漏れた。スタッフが郵便物を落としたため、粉末は床にこぼれたという。スタッフの多くは炭疽菌を吸入したことが確認されたが、菌が働き始める「感染」には至っていない。
炭疽病の専門家によると、炭疽菌を数千個以上吸い込まないと、通常、肺炭疽病で死亡することはないという。
2人が炭疽病だったとしたら、開封されていない郵便物を扱った際に、どのように大量の炭疽菌を吸入したのかが、大きななぞになる。早期に抗生物質を服用したとはいえ、菌に直接さらされた議会スタッフになぜ症状が出ないのかも不明だ。発覚していない炭疽菌入り郵便物がある可能性も否定できないが、その場合、同センターから炭疽菌が検出されていないことと矛盾する。
また、リッジ国土安全保障局長官は19日、炭疽菌には遺伝子組み換えや菌のサイズを小さくそろえるなどの操作が加えられていないとの見方を示した。そうであれば、通常の菌で、それほど強力な症状を起こしうるのかが疑問となる。
少量の炭疽菌を吸入しただけで発症、死亡したとしたら、ほかの郵便職員らの健康状態が強く懸念される。確定診断の結果が待たれている。【ワシントン斗ケ沢秀俊】
[毎日新聞10月23日] ( 2001-10-23-14:48 )
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http://www.asahi.com/international/update/1023/032.html
急死した郵便局の2職員、肺炭疽が死因 市当局が確認
ワシントンのブレントウッド郵便局で炭疽菌感染の疑いで急死した2人の職員について、ワシントン市当局は23日、2人が肺炭疽だったことが確認されたと発表した。
(朝日新聞10/24 01:51)
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http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A39638-2001Oct23.html
Anthrax Cited in Deaths of 2 D.C. Postal Workers
By D'Vera Cohn
Washington Post Staff Writer
Tuesday, October 23, 2001; 4:48 PM
Test results confirmed that two D.C. postal workers died of anthrax, city officials said today, and they urged anyone who recently visited the back work areas of District post offices to report to D.C. General Hospital for antibiotics.
Among those who will receive preventive treatment are D.C. Mayor Anthony A. Williams and his mother, Virginia, who visited two post offices Friday to offer encouragement to workers. Williams said he planned to get antibiotics today.
Presidential spokesman Ari Fleischer also announced today that anthrax spores have been found at a military facility that handles all White House mail. While mail handlers at the undisclosed location and at the White House will be tested for exposure to the disease, officials have "high confidence" that the White House remains safe, Fleisher said.
Meanwhile, a female postal worker in Trenton, N.J., is presumed to have inhalation anthrax and is being treated with antibiotics, officials announced today. Two other New Jersey postal workers have tested positive for skin anthrax, a milder version of the disease.
Two other D.C. postal workers are being treated for inhalation anthrax at Inova Fairfax Hospital, where they are listed in serious condition. “They are doing well,” said Dr. Ivan C.A. Walks, D.C. health director.
Walks offered a breakdown of the suspected and confirmed cases among postal workers and others who visited D.C. postal facilities: Two workers dead of anthrax, two workers confirmed with inhalational anthrax, four "suspicious" cases being followed closely, and a dozen cases that are being monitored but are "low suspicion." The patients are being monitored at a number of area hospitals including Holy Cross in Silver Spring, Greater Southeast Medical Center, Washington Hospital Center and Greater Baltimore Medical Center.
The deaths were the second and third confirmed from anthrax since Oct. 5, when Robert Stevens, a photo editor for a Florida tabloid, died of the bacterial disease. All three deaths were from inhaled anthrax, the last reported domestic case of which had been in 1978.
Hundreds of postal workers lined up at D.C. General today to receive antibiotics, including those from the now-closed Brentwood central processing facility in Northeast where the dead workers were employed. Testing there found anthrax at 14 of the 29 sites that were monitored. That facility handles mail sent to Congress, including a letter sent to Senate Majority Leader Thomas A. Daschle (D-S.D.) containing anthrax spores that was opened last week.
"The plant has been officially determined to be a crime scene," said Deborah Willhite, a senior vice president at the postal service. "It's a crime scene because someone has been murdered."
One of the Brentwood workers, Joseph P. Curseen, 47, arrived at Southern Maryland Hospital Center in Clinton yesterday morning with flu-like symptoms and respiratory distress, and succumbed six hours later. The other, Thomas L. Morris Jr., 55, came to Greater Southeast Community Hospital in Washington at 5:55 a.m. Sunday with "potential exposure to anthrax and other medical concerns." He died 15 hours later. Because of anthrax bacteria found in the back work area at Brentwood, Walks said anyone who visited a similar area at the 36 neighborhood post offices in the city--workers, contractors, the mayor, members of the news media who toured those facilities--should "come in immediately and receive their treatment."
In response to a question, he said he was not urging people to bypass their regular physicians, but said it was important that the city have a complete database of those seeking preventive treatment.
Walks said nasal swabs are not being administered at D.C. General today because those are given mainly to help define the boundaries of a potential contamination area, not to tell people whether they are ill.
Some postal workers and their local union representatives have questioned why the postal service did not immediately begin testing or preventive treatment after the discovery of the Daschle letter, which prompted immediate testing of congressional workers and a partial shutdown of the Capitol.
City officials ? while saying the decision was made by federal officials, not them ? strongly defended the Centers for Disease Control, which has sent 40 staffers to the District to help track the baffling case.
"We didn't know then what we know now," Williams said. He added, "I don't think it's helpful to be pointing fingers."
CDC officials have said they relied on what they had learned from previous anthrax cases in Florida and New York, where postal workers apparently had not become ill.
"The Brentwood situation has led us to re-evaluate the science base regarding the anthrax," said Dr. Rima Khabazz of the CDC.
The postal service today ordered a change in cleaning procedure in mail sorting machines, moving from blowers to vacuums with high-efficiency HEPA filters. Spokesman Greg Frey did not know if that meant suspension of cleaning until the new vacuums were purchased, or how long it would take to outfit 38,000 postal facilities with the vacuums. "Do I know any company that can provide 38,000 vacuums in one day? No," Frey said. "Are we moving aggressively on the situation? Yes.''
He added that the postal service is "moving aggressively" to obtain, wherever possible, sanitization equipment to kill anthrax spores, to put it in targeted locations where it's needed.
Washington Post staff writer Ellen Nakashima contributed to this report.
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【フォローアップ10/25】
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http://www.yomiuri.co.jp/05/20011023i214.htm
炭疽菌「兵器の水準」と米民主下院院内総務
【ワシントン23日=館林牧子】米民主党のリチャード・ゲッパート下院院内総務は23日、一連の炭疽(たんそ)菌送付事件で使われた菌について、「極めて粒子が細かく空中散布が可能な形状で、兵器の水準だ」との見方を示した。ブッシュ米大統領と議会指導者らの懇談後、記者団に対し語った。
トーマス・リッジ米国土安全局長はこれまでの会見で、菌は兵器用に開発されたものとは考えにくいとしていた。しかし、同院内総務は「菌の粒子の直径の小ささを考えれば、人工的に精製されたものに間違いない」と主張。同時テロ事件と炭疽菌事件の関連についても「我々はみんな疑っている」とした。
(10月24日01:46)
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http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/836659/92Ye1s8bdb-0-5.html
郵便センターで被害拡大 自動分類装置で舞い上がる?
2001.10.23
【ワシントン斗ケ沢秀俊】米国の炭疽(たんそ)菌事件で、ワシントンのブレントウッド郵便センターでの被害が急拡大している原因として、郵便物の自動分類装置と送風機の作用で舞い上がった炭疽菌の胞子を職員が吸入したとの見方が23日、捜査当局や専門家の間で浮上した。
同センターはダシュル上院院内総務の事務所に15日届いた炭疽菌入り郵便物を扱った。肺に炭疽菌が感染する肺炭疽病で職員2人が入院したのに続き、22日には同じ原因で別の職員2人が死亡したことが23日確認された。ほかの9人にも感染の疑いがある。
炭疽病に詳しい米メーン州のメリル・ナス医師によると、炭疽菌は乾燥した環境下では殻に包まれた胞子になる。数千個から数万個の胞子を吸入しなければ、肺炭疽病で死に至ることはない。
開封されていない郵便物を扱った同センター職員が肺炭疽病を発症した原因について、同医師は「自動分類装置を通った郵便物から、炭疽菌胞子が空中に出た可能性がある」と指摘した。
23日付ワシントン・ポスト紙によると、同センターでは郵便物を自動分類装置でより分け、発生するほこりを払うために送風機が使われている。封筒のすき間や破れた郵便物から胞子が漏れ、空中に舞い上がることは十分に考えられるという。
ワシントンの保健責任者ウォークス博士は23日「1通以上送られたことは明白だ」と述べ、ダシュル事務所あて以外にも炭疽菌入り郵便物があった可能性を指摘した。この未確認の郵便物から漏れたことも考えられる。
一方、ニュージャージー州当局は23日、女性郵便局員1人が肺炭疽病の疑いがあると発表した。
[毎日新聞10月24日] ( 2001-10-24-01:45 )
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http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A42429-2001Oct23.html
Germ-Laced Mail's Source Still a Mystery
Investigators Find No 'Conclusive Link' Between Anthrax Scare, Sept. 11
Attacks
【細菌入り郵便物の発信元は依然として謎。
捜査員は炭疽菌騒動と9・11攻撃との「決定的なつながり」を
まったく発見できないまま】
By Dan Eggen and Peter Slevin
Washington Post Staff Writers
Wednesday, October 24, 2001; Page A01
More than two weeks after Florida photo editor Bob Stevens died of anthrax, federal investigators still have no firm idea who is sending envelopes of the deadly microbe through the mail or what is motivating the attacks, according to lawmakers, public health experts and law enforcement officials. Hundreds of FBI agents and postal inspectors have been dispatched to New Jersey in an attempt to find the source of three letters containing anthrax spores that were postmarked in Trenton. Tests and interviews have confirmed a trail of contamination in a Hamilton Township distribution facility but have yielded no clear link to a culprit, FBI officials said.
Other agents have returned to the U.S. apartments and haunts of the 19 hijackers who carried out the Sept. 11 terrorist assaults and their suspected associates, retrieving samples to test for anthrax spores and reinterviewing witnesses. Thousands of other agents are investigating additional leads, hoax mailings and false alarms.
Some White House officials and Capitol Hill lawmakers repeated yesterday that there may be a link between the anthrax scare and Osama bin Laden's al Qaeda terrorist network, which is blamed for the attacks on New York and Washington.
【ホワイトハウスの政府高官やキャピトルヒルの国会議員たちは、
昨日も「炭疽菌騒動は、ウサマ・ビン・ラディン率いるアルカイダの
テロリスト・ネットワークと関係している可能性が高い」と繰り返して
いた。つまり、彼らに言わせると。ウサマ・ビン・ラディンの“テロ組織”
がニューヨークやワシントンを攻撃した真犯人だというのだ。】
"There is a suspicion that this is connected to international terrorists," White House spokesman Ari Fleischer told reporters, adding that a link with the Sept. 11 attacks has been "the operating suspicion of the White House for a considerable period of time."
【「これは国際テロリストたちとつながりがある」――ホワイトハウスの
広報担当者アリ・フライシャーは記者たちに対してそう語り、この炭疽菌
騒動が9・11攻撃ともつながっている、という見方が「これまでずっと
ホワイトハウス内で作業仮説として採用されてきた」と付け加えた。】
House Minority Leader Richard A. Gephardt (D-Mo.) said after meeting with President Bush yesterday that there was consensus in suspecting a link between the Sept. 11 attacks and anthrax. "I don't think there's a way to prove that, but I think we all suspect that," Gephardt said.
【連邦議会・下院のリチャード・ゲップハート民主党院内総務(ミズーリ州
選出)も、昨日、ブッシュ大統領との会談の後、9・11攻撃と炭疽菌騒動
とを同一犯の仕業として結びつける考え方は、すでに共通了解になって
いる、と語ったうえで、「これを立証する方法はない、が、全員がそう
信じてますからね」と念を押した。】
Gephardt also described the anthrax bacteria used in a letter sent to Senate Majority Leader Thomas A. Daschle (D-S.D.) as "weapons grade," saying the small size of the particles was evidence it had been "milled."
【ゲップハート下院議員は、ダシュル上院議員(サウスダコタ州選出)
宛の郵便物に入っていた炭疽菌は「兵器の水準」だったとも断言し、
細菌の粒子が細かいのは「製粉加工されていた」証拠だと言い切った。】
"This is highly sophisticated material," he said. "It is small in size, and it aerosolizes."
【「これは高度に加工された物質だ」と語ったうえでゲップハート氏は
こう付け加えた――「粉体は微粒子で、エアロゾル化されていた」。】
But investigators have found no connection between the Sept. 11 plot and the anthrax mailings, numerous officials said yesterday. Although they continue to operate under the assumption that there might be a link, investigators from the FBI, the U.S. Postal Service and other agencies say privately that the mailings do not have the earmarks of an al Qaeda terrorist operation and seem more likely to have come from a domestic source.
【だが、捜査員たちは9・11陰謀事件と炭疽菌入り郵便物との関係を
今のところまったく発見できていない、と昨日の段階で多くの政府関係
者が語っているのである。FBIや郵政公社や他の政府機関から派遣
されてきた捜査員たちは、たしかに「9・11事件と炭疽菌騒動は同一犯
のしわざ」という仮説に沿って作業を続けているが、個人的にホンネを
聞いてみると、「炭疽菌入り郵便物からはアルカイダのテロリストたちの
特徴が見あたらず、むしろアメリカ国内の犯罪者のしわざだと思える」
というコメントが返ってくる。】
"We are not able to rule out an association with the terrorist acts of September the 11th, but neither are we able to draw a conclusive link at this time," Attorney General John D. Ashcroft said yesterday.
【「9・11のテロ活動と関連がある、という可能性を除外することは
できません。しかし、今のところ、その決定的なつながりを描き出す
ことも出来ていないのです」――ジョン・アシュクラフト司法長官は
昨日そう語った。】
Dan Mihalko, a spokesman for the U.S. Postal Inspection Service, said investigators are not close to figuring out who is behind the mailings. "I can't say we have narrowed the focus," he said. "This has the potential to be a long investigation."
【合衆国郵政監察局の広報担当官ダン・ミハルコは、炭疽菌入り
郵便物事件の背後関係を捜査員たちがまだ到底つかめていない
と白状したうえで、「捜査範囲が絞られたとはまだ到底いえない」
と語り、「この捜査は長期にわたる恐れがある」とクギを差した。】
In recent days, Bush administration officials also appear to be softening their public contentions that Iraq, which is known to have experimented with biological weapons, might be involved in the U.S. anthrax attacks.
【さすがのブッシュ政権も、「イラクは生物兵器の実験をした前歴がある
から、米国への炭疽菌攻撃に関与している可能性が高い」という物言い
を数日前からトーンダウンさせているようだ。】
The Justice Department, the FBI and the Postal Service have cloaked the anthrax probe, coordinated out of the FBI's Washington field office, in the same level of secrecy that has characterized the investigation into the Sept. 11 attacks, possibly obscuring key evidence from public view. And investigators say a break in the case could come at any time.
【司法省もFBIも郵政公社も、炭疽菌事件の捜査状況を隠蔽し、事件現場
であるワシントンのFBI支署を爪弾きにするかたちで、上部レベルの“共同
捜査”を行なってきた。この秘密主義は、9・11攻撃の捜査と全く同じ特徴
なのである。こうした秘密主義のせいで、重要な証拠がごまかされて一般
市民が知り得ない状況が生み出されているとさえいえる。捜査員たちは、
いつとは言えないが急転直下の解決を見る可能性だってある、と主張して
いる。】
Still, the lack of solid clues and the difficulty of an investigation that relies largely on forensics have led to widespread frustration among authorities, as the number of anthrax infections and deaths increases.
Three people have died in Washington and Florida of inhalation anthrax -- the most lethal form of the disease -- and authorities revealed yesterday that they suspect a worker in the mail distribution center near Trenton has the same disease. Twelve people have been infected with either pulmonary or cutaneous forms of anthrax.
The most promising clues have been found in Trenton. At least three letters contaminated with anthrax spores passed through a postal sorting facility in Hamilton Township, and a mail carrier from West Trenton contracted skin anthrax -- raising the possibility that one or more of the letters were mailed along her postal route.
FBI agents and postal inspectors have blanketed that route in a search for clues. But the carrier, Teresa Heller, is unsure whether she contracted anthrax from a particular letter or from mail bins in her West Trenton post office that routinely go back and forth to the Hamilton sorting facility, according to three people who have been in contact with her recently.
Although investigators are considering the possibility that someone along Heller's postal route mailed a letter laced with anthrax bacteria, she has suggested to colleagues and others that someone could have put a letter in one of her patrons' personal mailboxes.
In addition, people sometimes stop their cars and hand her letters when they see her driving her mail route, one of her associates said. Another said a contaminated letter could have brushed up against one of her letters at the Hamilton Township facility.
Investigators have also conducted anthrax tests on a Jersey City apartment where two men in custody in connection with the terror probe once lived. Ayub Ali Khan and Mohammed Jaweed Azmath were detained Sept. 12 after being pulled off an Amtrak train in Texas. They had a large sum of cash, hair dye and box-cutter knives like those believed to have been used in the Sept. 11 attacks. Reporters from the Wall Street Journal recently discovered magazines containing stories about bioterrorism in the men's apartment and alerted the FBI.
Their former roommate, Mohammad Aslam Pervez, was indicted last week on charges he lied to the FBI about financial transactions. He is being held without bond.
Some hijackers frequented parts of New Jersey, which was also home to a terrorist cell connected to the 1993 bombing of the World Trade Center. A dozen of the hijackers also lived at one time or another in South Florida, where Stevens worked at the Sun tabloid in the Boca Raton offices of American Media Inc.
Several hijackers or suspected associates, including alleged ringleader Mohamed Atta, are known to have inquired about crop-duster airplanes and their ability to carry large quantities of poison. Atta tried to buy one of the planes in Florida, and one man who investigators believe may have been a thwarted hijacker was found to have information on crop-dusting and wind currents on his computer after his August arrest in Minnesota.
Yet investigators have found "nothing that ties them in, so far," Judy Orihuela, spokeswoman for the FBI office in Miami, said yesterday.
The Justice Department yesterday released copies of the three letters containing anthrax spores that reached the offices of Daschle, NBC News anchor Tom Brokaw and the New York Post. All three end with the same sentence: "Death to America. Death to Israel. Allah is great."
Many experts believe the phrases are intended to wrongly cast suspicion on foreign terrorists. Vincent Cannistraro, a former CIA counterterrorism official, said the block-like handwriting appears to belong to someone whose native language is English, rather than someone who learned to write from right to left, as in Arabic.
Daniel Benjamin, a former terrorism specialist at the National Security Council, said that although the anthrax attacks do not fit the al Qaeda pattern, bin Laden's network has "shown a remarkable ability to innovate tactics and to come up with a different means of attack virtually every time around."
"You absolutely cannot rule them out," said Benjamin, a scholar at the Center for Strategic and International Studies. "At the same time, their overriding interest is mass carnage, so there is some reason for skepticism. They have not traditionally sought to scare a lot of people. Usually, they want to kill a lot of people."
No American hate groups have demonstrated an ability to acquire and refine anthrax, said Mark Potok, who tracks U.S. extremist organizations for the Southern Poverty Law Center. He suspects the anthrax plot has a foreign origin.
"People on the radical right have been talking about biological and chemical weapons going back to the early to mid-1990s, but there really is not much to suggest that it's gone beyond talk," Potok said.
Staff writers Dale Russakoff in Trenton and Susan Schmidt in Washington contributed to this report.
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【フォローアップ 10/26】
http://www.yomiuri.co.jp/04/20011025it05.htm
送付の炭疽菌に「特殊加工」
【ワシントン24日=館林牧子】25日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、米民主党のトム・ダシュル上院院内総務の事務所に送られた炭疽(たんそ)菌は、吸い込んで感染しやすいように特殊な化学物質で加工されていたと報じた。炭疽菌の致死性を高めるこの技術を持っているのは米国、旧ソ連、イラクだけだとしている。
同紙が政府筋などの話として伝えたところによると、同院内総務の事務所に送られた炭疽菌を分析していた米陸軍医学研究所の研究チームが、この化学物質の存在を突き止めた。
こうした加工は一般の研究所では不可能で、兵器として開発した国だけが持つ技術。菌の加工方法は国によって少しずつ異なるため、現在、研究チームでは、成分分析や粒子の表面の形状分析などを進め、どの国の手法で加工されたものか、突き止める計画だという。
同院内総務の事務所に送付された炭疽菌は、散布された際、空中にとどまりやすいように直径1・5―3マイクロ・メートルの超微粒子に加工されていた。ただ、菌のDNA分析によると、この菌は世界中に研究用として流通しているごく標準的なタイプの菌株だという。
(10月25日14:37)
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http://www.yomiuri.co.jp/05/20011026id21.htm
国際
送られた炭疽菌は米で開発の「エームズ株」
【ワシントン25日=館林牧子】トーマス・リッジ米国土安全局長官は25日、全米各地に送付された炭疽(たんそ)菌の分析の中間報告を発表した。発表によると、米フロリダ、ニューヨーク、ワシントン(米議会)に送られた炭疽菌はDNA鑑定で、いずれも米国産の「エームズ株」と判明した。
また、形状分析からは、米議会に送付された菌は、致死率を高めるため、粒子を小さく、純度を高めるなど特殊技術を用いて加工した危険なものであることが判明。加工を否定したこれまでの見解を覆した。こうした加工技術は米国のほか、イラク、旧ソ連など炭疽菌を生物兵器として開発した経験のある国が持つとされるが、リッジ長官は「調査段階にある」として、一連の炭疽菌テロとこうした国々の関連についての明言は避けた。
リッジ長官が初めて明らかにした「エームズ株」は、1950年代に米アイオワ州の研究所で開発され、米国で生物兵器開発研究やワクチン生産のために使われているほか、世界中に広く研究材料として流通しているという。遺伝子組み換えなどはしていないため、抗生物質で治療可能だ。
しかし、菌株がごく一般的なものだったのとは対照的に、米議会に送付された菌は、致死率の高い肺炭疽を発病させやすいよう、特殊な工夫が凝らされていた。米陸軍感染症医学研究所によると、現場である程度の量の菌が採集できた米議会と米紙ニューヨーク・ポスト社のものを比較したところ、ニューヨーク・ポスト社の菌は粒子が大きく不ぞろいだったが、米議会に送られた菌は手紙の開封時に拡散しやすいよう超微粒子に加工され、純度の高い「危険な」タイプだったことがわかったという。
(10月26日17:27)
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http://miiref00.asahi.com/international/tanso/K2001102601023.html
【米・炭疽菌事件】
CIA施設でも炭疽菌検出 米CNN報道
米CNNテレビ(電子版)は26日、ワシントンの米中央情報局(CIA)でも炭疽(たんそ)菌が検出されたと伝えた。
CIA本部と、郵便物を受け取る施設31カ所を調べた結果、1カ所で炭疽菌が検出された。ごく微量で、医学的には問題にならない程度だというが、CIAは検査と除染作業が終わるまで施設を閉鎖し、郵便物を扱った全職員らに抗生物質の投与を指示した。職員の感染は確認されていない。
(10/26)
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http://www2.asahi.com/international/tanso/K2001102602052.html
【米・炭疽菌事件】
米メリーランド州の陸軍研究所でも炭疽菌 米CNN報道
米CNNテレビ(電子版)は26日、米メリーランド州にある陸軍研究所の郵便室で炭疽(たんそ)菌の陽性反応が出たと報じた。米陸軍の医療研究・物資司令部のスポークスマンの話として伝えた。
26日は郵便室は閉鎖されるが、研究所は開かれ、研究者たちは勤務するという。
(10/26)
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http://www.yomiuri.co.jp/05/20011026i311.htm
国際
炭疽菌で虚偽情報、米ABCが女性キャスターを停職に
【ニューヨーク26日=古沢由紀子】米3大テレビネットワークのABCは26日までに、同局の女性ニュースキャスターが炭疽菌事件について虚偽の情報を流したとして2週間の停職処分とした。
処分を受けたのは、日曜夜のニュース番組を担当しているキャロル・シンプソンさん。今月16日にニューヨークで開かれた国際女性メディア財団の昼食会で、同僚の女性キャスターがワシントン支局で、ニュージャージー州トレントンの消印がある不審な手紙を受け取ったと話した。
NBCテレビと民主党上院院内総務には、「トレントン」の消印つきの炭疽菌入りの手紙が送られたことがわかっている。しかし、ABCによると、この女性キャスターが「トレントン」の消印のある不審な手紙を受け取った事実はなかった。
またシンプソンさんは席上、ABCの社内で炭疽菌に感染、発症した7か月の乳児について、母親が自分と一緒に働いていたプロデューサーだったことなども話した。乳児が特定される情報は明らかにしないよう家族から要望が出ており、これについてもABC側は問題視している。
シンプソンさんは「私が話した情報は正確だと思っていたが、消印が違っていることがわかった。間違って後悔している」とのコメントを出した。
(10月26日19:48)
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http://www.yomiuri.co.jp/05/20011026id37.htm
国際
炭疽菌加工、民間で作れる程度…米報道官
【ワシントン26日=館林牧子】フライシャー米大統領報道官は26日、米民主党のトム・ダシュル上院院内総務の事務所に送られた炭疽菌の加工技術について、兵器開発施設でなくとも「設備の整った研究室なら、博士号を持つ(民間の)細菌学者が作れる程度のもの」と説明した。トーマス・リッジ米国土安全局長官は菌分析の中間報告で、同院内総務の事務所に送られた菌は粒子が小さく、純度が高く、特殊な技術で加工されており、「兵器として作られたもの」としていたが、この発言を若干修正した。
一部報道によると、こうした加工技術は、米国、イラク、旧ソ連など炭疽菌を生物兵器として開発した経験のある国だけが持つとされたが、フライシャー報道官は、こうした国との関係については言及しなかった。同院内総務に送られた炭疽菌は吸い込んで感染しやすいよう特殊な加工が施されており、犯人像を探る上でのカギになるとされている。
(10月27日01:41)
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http://www2.asahi.com/international/tanso/K2001102700271.html
【米・炭疽菌事件】
「炭疽菌加工は博士課程程度で可能」 米大統領報道官
米民主党のダシュル上院院内総務あてに吸い込みやすく加工された炭疽(たんそ)菌が送りつけられたことについて、フライシャー大統領報道官は26日の記者会見で「博士号程度の微生物学研究者が、設備が整っていれば小さな微生物研究用実験室でできることだ」と述べた。
生物兵器を研究している国家の高度に専門的な「軍事機密級」知識や技術、大規模な設備などは必ずしも必要ないとの見方を示した。「こうした炭疽菌をつくるノウハウを持った個人やグループはたくさんいるということを意味している」と語った。
一方、ABCテレビは26日夜、「イラクが生物兵器開発に使っているベントナイトという物質が院内総務あての手紙から検出された」と報じた。しかし、同テレビによると、フライシャー報道官は否定したという。
(10/27)
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http://www.yomiuri.co.jp/05/20011027it03.htm
国際
炭疽菌犯は米国内過激派か
【ワシントン27日=永田和男】27日付米ワシントン・ポスト紙は、連邦捜査局(FBI)、中央情報局(CIA)筋の話として、両機関が、米国内の一連の炭疽菌騒動はウサマ・ビンラーディンの組織「アル・カーイダ」ではなく、米国内の過激派による犯行の疑いが強いと見て捜査を進めている、と報じた。
この記事は、ウォーターゲイト事件の報道で知られるボブ・ウッドワード記者らが執筆した。これによるとFBIなどでは、国内過激派のうち、どの組織の犯行かまでは絞り込んでいないが、極右白人至上主義集団や、米国民のイスラム過激派シンパなどの可能性がある、としている。
同紙によると、FBI、CIAでは連日、炭疽菌入りの封筒を巡って60―80件の情報を得ているが、アル・カーイダ始め外国テロ組織との関連を裏付けるものはなく、また送りつけられた菌の芽胞や粒子の精製技術の特徴を検査した結果でも、外国政府や研究機関でなく、米国内で精製されたことを示すものばかりだったという。
ただ、FBIによると、米国内の研究所では今のところ、炭疽菌の盗難や紛失は報告されていない。
捜査関係筋はポスト紙に、炭疽菌事件では、今後も海外のテロ組織との関連を示す証拠が見つかる可能性は低いと指摘し、捜査の重点を国内犯に置く方針を示唆した。別の筋も「アル・カーイダは今後も一層激しいテロ攻撃を仕掛けてくるだろうが、(捜査機関の)だれもが、現在の炭疽菌騒動がそうだとは考えていない」と語っている。
(10月27日13:35)
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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20011028k0000m030051000c.html
炭疽菌:
米国内の極右過激派の犯行か 捜査当局
【ワシントン斗ケ沢秀俊】米国の炭疽(たんそ)菌事件は、同時多発テロの首謀者とされるウサマ・ビンラディン氏のテロ組織「アルカイダ」とは関係ない米国内の極右過激派の犯行だとの見方が、米捜査当局の間で強まっている。27日付ワシントン・ポスト紙が政府高官の証言として報じた。米連邦捜査局(FBI)などが収集した情報は、いずれも外国のテロ組織との関連が薄いことを示し、炭疽菌の分析からも他国の政府や研究機関は関連していないとみられるという。
捜査はFBIのほか、米中央情報局(CIA)や米郵政監察局が担当している。
同紙によると、FBIやCIAは連日60〜80件の事件関連情報を入手している。情報はいずれもアルカイダや既知のテロ組織とは結びついていないと、複数の政府高官が証言した。
FBIなどは、イスラム原理主義過激派のテロ行為に共感を抱く米国内の極右グループを視野に入れて捜査している。これらのグループは「反政府」「反ユダヤ」の主張が特徴で、イスラム過激派と共通する面がある。同時テロ後、「ユダヤ人と戦うアルカイダへの支持」を表明したグループもあるという。
米政府はアルカイダがさらにテロ事件を起こす恐れがあるとみているが、政府高官は「だれも炭疽菌事件がそれだとは思っていない」と語ったと同紙は伝えている。
この記事は、ウォーターゲート事件報道で知られるウッドワード記者らが執筆したもの。
炭疽菌事件とアルカイダの関連について、ブッシュ大統領は「関連があることを前提にしなければならない」との見解を示していた。一方、アシュクロフト司法長官やモラーFBI長官は一貫して「テロ事件との関連を示す証拠は得られていない」と語っていた。
[毎日新聞10月27日] ( 2001-10-27-19:59 )
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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20011028k0000m030081000c.html
炭疽菌:
専門家「アルカイダのやり方ではない」
【ワシントン斗ケ沢秀俊】米国の炭疽(たんそ)菌事件にウサマ・ビンラディン氏のテロ組織「アルカイダ」は関与していないとの見方を米捜査当局が強めているのは、事件発覚から3週間余り経ても関連を示す証拠や情報が得られないためだ。炭疽菌入り郵便物を送りつける手法や対象が「アルカイダのやり方に合わない」との判断も背景にある。
アルカイダに代わって捜査線上に浮上している米国内の極右過激派は、白人至上主義や反政府、反イスラエルを主張し、テロ行為などを繰り広げてきた。今年6月に死刑を執行されたオクラホマシティー連邦ビル爆破事件(95年)の主犯が、その典型とされる。
米国では98年にも炭疽菌騒ぎが発覚している。極右団体に属した経験のあるオハイオ州の微生物専門家が炭疽菌を所持していた容疑でFBIに逮捕された事件だ。この人物は95年にペスト菌入り郵便物を送った事件で逮捕され、執行猶予になった経歴があった。極右勢力の生物兵器への関心を物語る。
今回の炭疽菌事件ではメディア各社とダシュル民主党上院院内総務への郵便物が見つかった。ダシュル議員はリベラル派として知られている。
テロ事件に詳しい専門家は「アルカイダならダシュル議員を選ばない」「米政府やメディアに強い反感を持つ過激派の犯行が疑われる」などと指摘。27日付ワシントン・ポスト紙によると政府高官も「(アルカイダの)やり方に合わない」との見方を示している。
極右過激派の犯行だとすれば、問題は強力な炭疽菌の入手方法だ。フライシャー大統領報道官は26日、「ダシュル事務所に送られた炭疽菌は、微生物学博士と高度な実験室によって作られた」と述べた。捜査当局は炭疽菌を所有する研究所に照会しているが、盗難や紛失の報告はないという。
[毎日新聞10月27日] ( 2001-10-27-21:50 )
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米炭疽菌事件 深まるナゾ、高まる警戒(産経新聞)
米炭疽菌事件 深まるナゾ、高まる警戒
拡散菌の移動経路は国防総省探知機6基
【ワシントン27日=土井達士】ニューヨークで三人が皮膚炭疽(そ)を発症したのに続き、首都ワシントンでは郵便局員二人が肺炭疽で死亡したほか、さらに三人が肺炭疽を発症、連日にわたって国の主要施設で新たな炭疽菌が見つかっている。異常事態で事件の焦点となったワシントンでは、菌の移動経路などのナゾが深まるとともに、細菌攻撃がより強力なものになる可能性も排除できず、警戒も高まり緊張した空気が漂っている。
ワシントンの炭疽菌事件で、これまでに発見された炭疽菌入りの郵便は十五日に開封されたダシュル民主党上院院内総務あての一通にとどまっている一方、菌が検出されたのは同議員の事務所をはじめとした議会関係施設九カ所▽同議員あての郵便を扱ったブレントウッド郵便局▽ホワイトハウス、連邦最高裁、国務省、中央情報局(CIA)、陸軍病院の各専用郵便処理施設−など極めて幅広い範囲に及んでいる。
ただ、菌が検出されたすべての施設は、ブレントウッド郵便局から配達を受けているうえ、多くの場合は検出された菌は微量。米政府も「問題の菌は極めて細かく精製され、飛散しやすい」(リッジ国土安全保障局長官)ことを認めているほか、ワシントンでは肺炭疽の発症が確認された五人中四人(うち二人死亡)がブレントウッド郵便局に集中していることもあり、同郵便局でダシュル議員あての炭疽菌入り郵便が処理されている過程で、内部の菌が飛散し、他の郵便物に付着したとの推測も一定の同意を得ている。
ただ、発症者の残る一人は、「ブレントウッド郵便局に入ったことはない」と証言している国務省郵便施設の職員。米疾病対策センター(CDC)のコプラン所長は二十六日、国務省の事例について「ブレントウッド郵便局で付着した菌を吸って発症するのは事実上、不可能だ」との見解を示し、「ダシュル議員あてのもの以外に炭疽菌入り郵便があったとの前提で調査を進めている」とした。
しかし、これまでのところダシュル議員あて以外の炭疽菌郵便はまったく見つかっていないうえ、二十六日夜にダシュル議員の事務所からは数百メートル離れている下院議員三人の事務所からも菌が検出されたことで事態は一段と複雑化している。
一方、新たな細菌攻撃があった場合は一段と致死性などが高いものになりかねないとの警戒感は一段と高まり、国防総省では二十六日、庁舎の外側に炭疽菌などを三十分以内に探知できるという生物・化学兵器探知機を合計六基設置した。
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http://www.yomiuri.co.jp/05/20011027id25.htm
炭疽菌テロ分析、米陸軍「最終結論なお時間」
【ワシントン27日=館林牧子】全米に広がる炭疽(たんそ)菌テロで、米連邦捜査局(FBI)は27日までに、捜査対象を海外のイスラム過激派と連携する国内過激派に拡大した。犯人は旧ソ連などの兵器技術を悪用した国際テロリストなのか、米国内の過激派なのか。犯人像を探る決め手は、菌の加工技術の分析だ。
「粒子が細かく、純度が高い危険なタイプ。兵器として使われたことは明らか」(リッジ米国土安全局長官)。「細菌学の博士号があれば民間の研究所でも作れる程度」(フライシャー米大統領報道官)。菌の分析作業難航で、2人の死者を出した米議会あての炭疽菌の正体をめぐる米政府の発言は二転三転した。
炭疽菌は塊を作りやすく、致死率を上げるには、超微粒子にする精製や表面コーティングよる静電気除去など、菌の滞空時間を延ばす特殊加工技術が必要だ。
「兵器級」の技術を確立したのは米国、旧ソ連、イラクの3国。米国は1969年に生物兵器廃止を宣言するまでに、フリーズドライと化学処理を組み合わせ極微粒子作成に成功。旧ソ連は、独自の表面処理技術を使用したほか、国連筋によると、イラクはアルミニウムやケイ素の粉を混ぜる最新技術を使った。
封がしてあったのに、手紙を取り扱った郵便局や、ホワイトハウスなど米中枢機関の郵便検査施設で菌が検出されたのは、直径1・5―3ミクロンという超微粒子の菌が封筒を通り抜け、郵便局中に拡散したためとの見方が有力だ。
「菌の分析結果が出れば多くの疑問に対する答えが出るだろう」とリッジ長官は話す。手がかりは菌の表面に残されている。
(10月27日23:44)
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http://www.nytimes.com/2001/10/28/national/28LEAR.html
October 28, 2001
THE RESPONSE:
Authorities Discover How Little They Know
By GINA KOLATA
(写真:by G. Paul Burnett/The New York Times
Maria E. Rodriguez, a New York postal worker with her supply of the antibiotic Cipro, is being forced to learn quickly about anthrax.)
It has been nearly a month now since the government announced that a Florida man had come down with inhalation anthrax, a disease that almost no doctor in the United States had ever seen and few had thought about.
"It is an isolated case," Tommy G. Thompson, the secretary of health and human services, said at a White House briefing on Oct. 4. "There is no terrorism."
But now, with seven cases of the deadly inhalation anthrax confirmed in addition to seven of the less serious cutaneous type, scientists and government officials are having to rethink everything they thought they knew about anthrax, and they candidly admit that much of what they thought was wrong.
The biggest lesson so far, some say, is that despite years of discussing and imagining how a bioterrorism attack might occur, and how it might be recognized, the actual attack took everyone by surprise. And experts say that is the very nature of terrorism.
"The more you prepare for one kind of surprise, the more they are likely to come in an area you're not prepared for," said a senior government official with knowledge of the situation.
Anthrax was on everyone's list of possible agents for a terrorist attack, but the situations people imagined tended to involve large-scale attacks, with clouds of spores dropped on a city or a football stadium and with hundreds or thousands of people getting sick at once. Those attacks are considered hard to pull off. The spores have to be finely ground so they can get into people's lungs and treated so they will not clump together, but then they can easily be dispersed by the wind and killed by the sun.
No one expected that terrorists would send expertly processed anthrax spores through the mail. Nor did experts anticipate that the spores would burst out of letters and infect postal workers.
"The full scale of this has emerged gradually, over a period of weeks," said Dr. Jonathan B. Tucker, a bioterrorism expert at the Washington office of the Monterey Institute of International Studies.
Even when a letter with highly lethal spores arrived at Senator Tom Daschle's office, said Dr. Jeffrey Koplan, the director of the Centers for Disease Control and Prevention, "we were still operating on the assumption that in order for a letter to convey this ? the anthrax ? it had to be either opened by someone who was opening mail, or in some way torn or disrupted in the sorting process, because the concept of powder in a sealed letter was one that suggested it would stay with that letter."
Calvin Chue, a scientist at the Center for Civilian Biodefense Studies at Johns Hopkins University, said the idea that spores in the mail could give postal workers inhalation anthrax was not even considered. "Most of us didn't consider how mail was processed," he said.
Even though the current cases in Florida, New York, New Jersey and Washington are being intensely studied, they have not yet yielded data to answer some of the most basic questions.
Of particular concern is inhalation anthrax, the most dangerous form of the disease. Much of what is known about how it progresses was learned from 1993 research about an outbreak in the Soviet Union that occurred in 1979.
Anthrax spores were accidentally released from a germ warfare laboratory in Sverdlovsk, infecting at least 96 people and killing at least 68, but just how many people suffered symptoms and many other details remain mysteries.
And as the recent cases show, the survival rate is unknown, whether or not the disease is treated with antibiotics. So far, in seven confirmed cases of inhalation anthrax, three have died.
The recent attacks also raise questions about how many spores are inhaled in those who become ill. Textbooks say 8,000 to 10,000 spores. But, said Dr. Marguerite A. Neill, an infectious disease expert at Brown University, those estimates are based on studies decades ago of workers who handled animal hides.
It may be that fewer spores are required, especially if they are treated to float in the air and penetrate the lungs. And there may be characteristics of the patients, like whether they are smokers, that are important. On the other hand, it is impossible to know how many spores people inhaled and how many other people may have inhaled spores and not become ill.
The anthrax cases also show that there is no early warning system that such a bioterrorism attack is under way, Dr. Neill said. The first sign is that someone, like Mr. Stevens in Florida, becomes gravely ill. "I think we have to acknowledge that," Dr. Neill said.
The recent case of Joseph P. Curseen Jr., a 47-year-old Washington postal worker who died of anthrax, provided another lesson.
Mr. Curseen, who worked at the Brentwood Road sorting center, went to the emergency room of the Southern Maryland Hospital Center on Saturday night, Oct. 20, but was sent home with medications for nausea and diarrhea. On Monday, after he collapsed and returned to the hospital in an ambulance, attempts to save his life failed.
As for now, Dr. Neill said, the flu season has not begun. "If someone comes in, shaking badly, I'm not going to say, `This is the flu,' " she said, "particularly if they were in a geographic area that has anthrax."
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http://www.msnbc.com/news/638169.asp?cp1=1
D.C. anthrax probe broadens
(The Longworth House Office Building on Capitol Hill is the latest area where anthrax has been found. Trace amounts were detected Friday in the offices of three congressmen. )
Oct. 27: While health officials are monitoring as many as two dozen people in Washington with apparently suspicious symptoms, authorities say there are no new confirmed cases. NBC's David Gregory reports.
NBC, MSNBC AND NEWS SERVICES
Oct. 28 -- Another anthrax-laced letter could still be undiscovered, and health officials are urging thousands of people who work in mailrooms across the Washington, D.C., area to begin taking antibiotics.
OFFICIALS WIDENED their efforts Saturday to track the sources of the potentially deadly spores that appeared in several locations throughout the nation’s capital.
In Washington, D.C., the key development leading to the multiple-letter hypothesis was the diagnosis of inhaled anthrax in a State Department mail supervisor.
How the employee got inhaled anthrax remains a mystery, said Dr. Jeffrey Koplan, director of the Centers for Disease Control and Prevention. The worker was in stable condition at an unidentified hospital.
But he said the possibility that State Department mail would have been tainted by the anthrax-tainted letter earlier sent to Senate Majority Leader Tom Daschle “would be highly unlikely to virtually impossible.”
“There just wouldn’t be enough infectious material from cross-contamination to do that,” Koplan said. Experts say it takes about 8,000 anthrax spores to contract anthrax inhalation, the deadly form of the disease.
“Without an incriminating letter in hand,” Koplan said, “my working assumption would be there is such a letter somewhere that this person was exposed to.”
That theory is bolstered by the growing number of anthrax specimens discovered on Capitol Hill, most recently in the offices of three House lawmakers. When the Daschle letter was originally discovered, officials hypothesized that it contaminated other letters at Washington’s central mail processing facility, known as the Brentwood center. Two Brentwood postal workers have died from inhalation anthrax, and tests have shown widespread anthrax contamination there.
Testing continued in the search for any further anthrax contamination in congressional offices and postal facilities.
ANTIBIOTICS URGED FOR N.J. CUSTOMERS
Meanwhile, in New Jersey, state officials said about 600 people who picked up mail and packages at a postal processing facility where anthrax was found should take antibiotics.
The recommendation applies mainly to workers from several hundred firms who pick up or drop off mail from nonpublic areas at the Hamilton Township facility, the source of three anthrax-tainted letters sent to New York and Washington.
At least five New Jersey postal workers have confirmed or suspected cases of the disease. A Trenton firefighter also was hospitalized Saturday for a possible case of inhalation anthrax.
George Gennaoui, a spokesman for Capital Health System ? Fuld campus, said the firefighter came in for testing because he picked up mail for the department. Swab tests came back positive, and a chest X-ray caused concern among doctors.
The firefighter’s condition is stable, and he’s being treated with antibiotics, Gennaoui said. Test samples were sent to the state health department Saturday, and results won’t be in for at least two days.
Also Saturday, officials closed the Princeton post office after a single anthrax spore was found in a colony of several types of bacteria on a mail bin, health department spokesman Tom Slater said.
The 60 to 70 workers there do not need antibiotics because the level of contamination was minuscule, said state Health Commissioner George DiFerdinando. But he said workers will get help in obtaining antibiotics if they choose to be treated.
Health officials stressed that people who visited public areas of the Hamilton post office ? where stamps are bought, mailboxes located and mail is weighed and stamped ? do not need antibiotics. Those areas have tested negative.
The first case at the Hamilton office was a woman with inhaled anthrax whose condition has improved, according to health officials. She remains hospitalized.
New Jersey’s U.S. senators, Robert Torricelli and Jon Corzine, urged postal officials this week to test and provide antibiotics for all workers in the 46 post offices that feed into the Hamilton processing center.
RANDOM NATIONWIDE TESTS
The Postal Service announced Friday that mail facilities across the country will be tested randomly for anthrax.
Some 10,000 postal workers have been placed on antibiotics as a precaution
Also on Friday, trace amounts of anthrax were found on the sixth and seventh floors of the Longworth House Office Building, in the offices of Democratic Reps. John Baldacci of Maine and Rush Holt of New Jersey and Republican Rep. Mike Pence of Indiana.
“These are merely trace samples,” said Lt. Dan Nichols of the U.S. Capitol Police.
The Longworth building receives mail that is processed by a machine, in a separate building, where anthrax was found last week.
As a precaution, staffers in the three offices are being provided with antibiotics. People who visited them are also being urged to take antibiotics.
Spores have also been found at several other locations in the Hart Senate Office building in addition to Daschle’s office ? on a stairway between its eighth and ninth floors; in a ninth-floor ventilation filter, and in a freight elevator.
The discovery in the Longworth building turned up as lawmakers struggled to recover from the bioterrorism scare. Workers returned Friday to the Senate’s Dirksen building, the fourth of Congress’s six major office buildings to reopen since the letter was found in Daschle’s office. The Longworth and Hart buildings were the only ones still closed Friday. Lawmakers and their staffs have been working in temporary office spaces, cloakrooms, cafeterias and other makeshift spots.
The letter to Daschle was the only anthrax-laced missive so far confirmed to have come through the Washington area.
SUPREME COURT BUILDING CLOSED
The Supreme Court on Friday also reported a trace amount of anthrax at a mail center. The remote warehouse was tested Monday and results released Friday showed a single spot, located in an air filter, had tested positive for a trace of anthrax.
Dr. John Eisold, the Capitol’s attending physician, said testing on the Supreme Court’s 400 employees had begun Friday. Employees, including the nine justices, were also receiving antibiotics as a precaution.
If the building remains closed Monday for either testing or decontamination, the court will hear scheduled arguments at the U.S. Appeals Court in Washington. If that happens, it would be the first time since the Supreme Court building was erected in 1935 that the court had sat in another location.
IN OTHER DEVELOPMENTS:
Investigators refused to rule out any possible source of the anthrax, either foreign or domestic. One U.S. intelligence official said “no definitive conclusion has been reached.” Still, experts indicated the likelihood was growing that the source came from within the United States.
WashPost: FBI, CIA suspect domestic terrorists
Flags at postal facilities, which had been lowered in memory of the two Brentwood workers who died, were to return to full staff on Sunday. The funeral for Thomas Morris Jr. of Suitland, Md. , was held Friday and burial services for Joseph Curseen Jr., of Clinton, Md., were Saturday. The White House said President Bush had sent letters to the families of the two.
The Defense Department placed six biological-weapons detectors outside the Pentagon Friday. The units can detect and identify eight different germ weapons, including anthrax, in 30 minutes. The detectors, which are mounted on a Humvee chassis, can also detect and identify chemical weapons.
The CDC said it will require its 800 lab workers and decontamination specialists to be vaccinated against anthrax.
Since the outbreak began, the CDC has confirmed 12 cases of anthrax. These cases include two employees of a tabloid newspaper publisher in Florida, one of whom was the first person to die of the disease; three employees of news organizations in New York; two postal workers in New Jersey; and five postal workers in the District of Columbia, including two who have died.
NBC’s Pete Williams, Betsy Steuart, Robert Bazell and Robert Hager; The Associated Press and Reuters contributed to this report.
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