投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 08 日 10:00:42:
【イスラマバード7日=末続哲也】
パキスタン外務省のカーン報道官は7日の記者会見で、同省が6日、アフガニスタンの実効支配勢力タリバンの対米宣伝戦のかなめであるザイーフ駐パキスタン大使を呼び出し、同大使が当地でほぼ連日開く“定例記者会見”で、米国など第三国を非難しないよう求めたことを明らかにした。この警告に従ったのか、同大使は6日の記者会見を中止した。
同報道官によると、警告の根拠は「第三国非難に大使館を利用しない」との外交慣例。同報道官は確認を避けたが、7日付のパキスタン英字紙ドーンによると、同省は大使に定例記者会見への米国の不満も伝え、会見中止を求めたという。
同大使は、タリバンの唯一の国外駐在大使。先月のアフガン空爆後始まった定例記者会見では、誤爆によるアフガン民間人への被害を強調、米国などの軍事行動を糾弾してきた。だが会見内容は米政府発表との食い違いが目立ち、米側の強い不満を招いていた。
(11月8日00:34)