投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 07 日 18:56:41:
11/07 10:27 ソ連が核攻撃と偽情報 キューバ危機時に米スパイ 外信43
【モスクワ6日共同】一九六二年十月のキューバ危機の際、米英
両国のスパイだった旧ソ連国家保安委員会(KGB)将校が米情報
機関に対し、ソ連が米国に向け大陸間弾道ミサイル(ICBM)を
発射したとの偽の緊急情報を流したため、核戦争勃発(ぼっぱつ)
の一歩手前の状況になったことが六日分かった。
ロシア公共テレビが、故オレグ・ペンコフスキー氏=六三年に銃
殺刑=に関するドキュメント番組の中で紹介した。
番組によると、同氏は米中央情報局(CIA)などのスパイとし
て六二年十月に逮捕された際、ソ連による核先制攻撃開始を通報す
るため米側から与えられていた連絡装置のボタンを押した。
通報を受けたCIAは驚き、当時のケネディ大統領に報告するか
どうか分析。この結果、逮捕で自暴自棄になった同氏が意図的に偽
情報を流したと判断し、ホワイトハウスへの連絡をやめたという。
ドブルイニン元駐米ソ連大使は「世界を破滅させるところだった
」と約四十年前の秘話を披露した。
(了) 011107 1026
[2001-11-07-10:27]