投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 28 日 18:46:54:
10/28 16:07 トルコで近く準備会合開催 新政権へ反タリバン勢力 外信39
【テヘラン28日共同】アフガニスタンの反タリバン勢力「北部
同盟」のイスラム統一党幹部は二十七日、テヘランで共同通信に対
し、トルコで近く「北部同盟」とイタリア亡命中のザヒル・シャー
元国王派の代表各三人がタリバン政権崩壊後の新国家体制を決める
「最高評議会」開催に向けた準備会合を開くことを明らかにした。
両者が今月一日、ローマで発表した国家統一と新政権樹立への合
意が具体的に動き出すことになる。
準備会合は、双方の代表が持ち寄った「最高評議会」のメンバー
リスト各六十人、計百二十人について適格性を審査し判断するのが
目的。同幹部によると、元国王側は既にメンバーの選定を終了。「
北部同盟」側もほぼ選定作業を終えており、現在アフガニスタン国
内にいるラバニ大統領の承認が下り次第、会合を開く。
幹部はトルコでの開催場所などについては未定としながらも「一
、二週間以内に開催するのは確実」と言明した。同会合についてジ
ェム同国外相も打診があったことは認めていた。
「最高評議会」の狙いについて幹部は「可能な限り国民大会議(
ロヤ・ジルガ)の開催を目指すが、時間的余裕がなければ最高評議
会が国家元首を選び暫定政府を樹立することになるだろう」と見通
しを語った。
また米軍の攻撃が続くアフガン情勢について、反タリバン勢力は
北部同盟部隊が首都カブールに進撃することを断念し国連に首都の
暫定統治を委託する方針を固めており、元国王も最近、ブラヒミ国
連特使にこの意向を伝えたと述べた。
構想では、タリバンの首都撤退後に国連が平和維持軍を展開させ
、カブール市民で構成する警察隊が治安維持に当たることを計画。
首都の十四地区に各約五百人、計約七千人の警官を配備するとして
いる。
(了) 011028 1606
[2001-10-28-16:07]