投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 06 日 18:56:06:
11/06 08:05 マスコミ相手の商売花盛り 需要強く報酬上がる一方 外信01
共同
アフガニスタン北部ホジャバハウディンに設けられた外国人記者
の宿泊施設。一歩、外を出ると待ちかまえていたアフガン人が多数
押し掛け口々に何かを叫ぶ。「車はいらないか」。傍らからは、た
どたどしい英語で「通訳は必要か」と話しかけてくる。
世界から多数の記者が集まる中、マスコミを相手にした商売が花
盛りだ。相場は車を一日使って百ドル(約一万二千円)以上。通訳
はさらに上回る。アフガン庶民にとって、百ドルは大金だが「需要
と供給」の原則で報酬は上がる一方だ。
稼いでいるのは庶民だけではない。反タリバン勢力「北部同盟」
の一次入国査証の「手数料」は二百ドル。タリバンとの戦費に充て
られるのか。何度も出入国ができる複次査証を出さないのは「何回
も稼げるからさ」とロシア人記者が解説する。
タジキスタンとの国境を船で渡り、アフガンに着いたばかりの時
は、地元の運転手にホジャバハウディンまでの一時間の道行きで三
百ドルを要求された。驚いたが、多くの荷物で選択の余地はない。
記者たちのため息は深まるばかり。(アフガニスタン北部ホジャバ
ハウディン共同=太田清)
(了) 011106 0804
[2001-11-06-08:05]