投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 28 日 18:42:56:
10/28 15:28 地上戦なしで拘束は不可能 イラク副首相が英紙と会 外信35
【ロンドン28日共同】イラクのアジズ副首相は二十七日、バグ
ダッドで英紙サンデー・テレグラフとの単独インタビューに応じ、
「ウサマ・ビンラディン氏の拘束ないし殺害と(アフガニスタンの
)タリバン政権の転覆は米英軍が本格的な地上軍を投入しなければ
不可能だ」と指摘した。
二十八日付の同紙によると、副首相は「タリバン政権を単に弱体
化させビンラディンの基地を破壊することだけが目的なら空爆でも
実現可能だ」と述べた。
しかし「米国は一九九一年の時もイラク指導部を交代させたかっ
たが、そのために不可欠な地上戦は兵力の損失を望まなかったので
踏み切れなかった」と述べ、アフガンでも本格的地上戦に突入でき
ないと予想していることを示唆した。
副首相は、米国が今もフセイン政権を倒すためにイラク攻撃の口
実を探しているとし、「三百カ所の目標に計千発のミサイル」をイ
ラクに撃ち込む計画が西側にあるのを知っていると述べた。その場
合「アラブ諸国は軍事的反撃はしてくれないだろうが、外交的には
動くはずで米国の孤立を招くだろう」とけん制した。
また、米中枢同時テロの実行犯とされるモハメド・アッタ容疑者
がプラハでイラク外交官に会っていたという情報を全面的に否定し
た。
(了) 011028 1527
[2001-10-28-15:28]