投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 05 日 15:15:10:
【イスラマバード5日=共同】
ラマダン(断食月)期間中に米軍のアフガニスタン攻撃が継続された場合、世界中からメッカに集まる数十万人のイスラム教徒による大規模な抗議行動が起きるとの強い懸念をサウジアラビア政府がパキスタンに伝えてきたことが5日分かった。同日付のパキスタン英字紙ニューズがイスラマバードの外交筋の話として報じた。
同紙によると、10月25日と今月1日に相次いでパキスタンを訪問したサウド・サウジアラビア外相が、懸念を表明するファハド国王の親書をムシャラフ大統領に手渡し、米国に伝達するよう依頼した。
大統領は4日のラムズフェルド米国防長官との会談でサウジの懸念を「明確な言葉で」伝え、攻撃中止を求めたとみられる。
ラマダンの期間中もメッカには世界各国から信者が集まる。サウジ政府は1987年の巡礼(ハッジ)期間中、メッカ巡礼中のイラン人巡礼団の反米デモを弾圧、1000人以上が死傷した事件が再現する事態まで想定しているという。