投稿者 戦略自衛隊 日時 2001 年 11 月 05 日 12:54:06:
ラディン聖戦呼びかけに、味方ナシ…
イスラム諸国も米英を支持
【ダマスカス5日=夕刊フジ特電】米中枢同時テロの黒幕ウサマ・ビンラーディン(44)がまたもや、世界のイスラム教徒に対して、米英軍のアフガニスタン攻撃に対するジハード(聖戦)を呼びかけるビデオ声明を発表した。しかし、イスラム諸国の反応は冷たく、ラディンに対する反発が強まっている。
イスラム世界の盟主であるエジプトのマーヘル外相は4日、パレスチナ問題を協議するためのアラブ連盟主要国外相会合に先立ち、記者団に「これは(聖戦ではなく)ラディン対全世界の戦争だ」と強調した。
また、アラブ連盟のムーサ事務局長も「ラディンがアラブやイスラム教徒を代弁しているわけではない」と批判。さらに、「アラブ諸国はラディンとタリバンの拠点を叩く(米英軍の)アフガン攻撃を支持している」と表明した。
ただ、「戦争の拡大は断固拒否する」とも語り、対テロ戦争のアラブ圏への拡大をけん制した。
ラディンの声明は3日、カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」を通じて放映。ビデオ声明でのラディンは迷彩服の軍服姿。自動小銃AK47を茶色の壁に立てかけて、「米英軍のアフガニスタン攻撃はイスラム教世界とキリスト教世界の宗教戦争だ。ブッシュ(大統領)自身も十字架の旗を高く掲げている」などと、イスラム教徒に蜂起を呼びかけるとともに、国連やアラブの指導者を批判する発言を行った。ビデオはアフガン国内で収録されたようだが、撮影日時や場所は公表されていない。
ZAKZAK 2001/11/05