投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 04 日 19:23:44:
11/04 10:41 特殊部隊員12人負傷と米誌 10月の奇襲でタリバ 外信21
【ワシントン3日共同】四日発売の米誌ニューヨーカー最新号は
、米軍特殊部隊が十月二十日に行ったアフガニスタン・カンダハル
のタリバン軍司令部に対する奇襲攻撃で、精鋭部隊デルタフォース
の十二人が、タリバン軍の反撃に遭い負傷していたと報じた。この
うち三人は重傷を負ったという。
米国防総省はタリバン軍の反撃を「軽度」と説明し「全体的に成
功した」と発表していた。精鋭部隊が「予想外の反撃」(同誌)に
遭ったことが事実ならば、今後の奇襲攻撃は一層慎重になりそうだ
。
同誌によると、米国防総省が特殊部隊員が落下傘で降下する模様
など奇襲攻撃のビデオを公開したことに「特殊部隊の秘密性が損な
われた」と反発の声も上がっているという。
調査報道で知られるセイモア・ハーシュ記者の同誌の記事による
と、タリバン政権の最高指導者オマル師の住居でもある同司令部を
狙った奇襲攻撃にはデルタフォース隊員百人が参加。落下傘で降り
立った隊員はタリバン軍の「待ち伏せ攻撃」に見舞われた。
タリバン軍はロケット弾や機銃で攻撃し、短時間の戦闘ではタリ
バン軍が「優勢だった」という。
奇襲攻撃はウサマ・ビンラディン氏の居所情報入手の目的だった
が、重要な情報を得られなかった。国防総省は、この攻撃に関連し
パキスタンで支援ヘリコプターが墜落し二人が死亡、落下傘降下で
三人が軽傷を負ったと発表していた。
(了) 011104 1040
[2001-11-04-10:41]