投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 03 日 18:22:24:
11/02 19:03 米兵多数死亡と主張 有力指導者の知事 外信96
【カンダハル(アフガニスタン南部)2日共同=村田誠司】アフ
ガニスタン・タリバン政権の有力指導者であるラフマニ・カンダハ
ル州知事は二日、共同通信など一部外国人記者と会見し、先月の米
軍特殊部隊とタリバン軍との交戦で、米兵多数が死亡したと主張し
た。
米軍は先月二十日、特殊部隊の支援に当たっていたヘリコプター
がパキスタン国内で墜落事故を起こし、米兵二人が死亡したと発表
しているが、それ以外の兵員は全員無事としている。知事は具体的
な死者数については「知らない」と述べており、タリバン側の一方
的な宣伝の可能性が大きい。
知事はまた、タリバンの強硬派と穏健派の内部分裂の情報につい
て「敵が流すデマだ」と否定、結束が保たれていることを強調した
。
さらに、「タリバンは非常に組織化された運動で、指導者が死亡
しても、すぐに後継者が選出される」と述べ、たとえ最高指導者の
オマル師に不測の事態が起きても、タリバンが崩壊するようなこと
はないと指摘した。
米軍の空爆によるタリバン幹部らの被害については、オマル師の
おじが死亡したことを確認したが、同師の息子の死亡情報は否定し
た。
ラフマニ氏はタリバン本拠地であるカンダハルの知事を長年務め
ており、オマル師の側近の一人と目されている。
(了) 011102 1902
[2001-11-02-19:03]