投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 03 日 11:20:12:
中央アジア・ウズベキスタンの国防省筋によると、同国南部のハナバード空軍基地で2日、トルコ軍特殊部隊とみられる兵士たちが到着したことが確認された。同基地にすでに展開している2千人規模の米軍部隊と協力し、アフガニスタンへの軍事行動の支援にあたるものとみられる。北大西洋条約機構(NATO)加盟国から、米英軍に加え、イスラム教国の部隊が初めてアフガン攻撃の前線基地に配備された。
国防省筋によれば、ハナバード基地に到着した兵士は数十人で、トルコ軍の迷彩服を着用している。到着直後から、基地内で仮設宿舎の準備作業を始めた。兵士は所属部隊を示す識別章などは付けていないが、1日にトルコ政府が閣議で派兵を決めた特殊部隊の兵士90人の一部とみられる。
トルコ特殊部隊の任務は、おもに偵察とアフガン国内での反タリバーン勢力の軍事訓練などとされる。NATO加盟国の中で唯一、国民の大半をイスラム教徒が占めるため、攻撃参加には国内の反発も予想される。トルコ政府は兵士の実戦の関与には慎重な姿勢を示し、派兵の時期や場所も明らかにしていない。
ハナバード基地に先月6日から配備が始まった米軍部隊は、2000人規模になった。ドスタム将軍率いる北部同盟とタリバーン軍が衝突しているアフガン北部のマザリシャリフ周辺での作戦を遂行しており、連日軍用機が離着陸を繰り返している。トルコ系ウズベク人主体のドスタム派と密接な関係を持つトルコが加わることで、北部同盟との連携が強化されるとの見方もある。
また、ラムズフェルド米国防長官は3日夜、ウズベキスタンを訪問することがわかった。アフガンの軍事行動について協議するとみられる。(03:26)