投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 03 日 00:33:50:
2日付の米ワシントン・ポスト紙によると、サウジアラビア出身のイスラム原理主義指導者で9月11日の米同時多発テロ事件の首謀者とされるウサマ・ビンラディン氏が結成したテロ組織「アルカイダ」は、シエラレオネ共和国の反政府勢力が採掘したダイヤモンドの不法売却によって、過去3年間に数百万ドルの利益を得た。
同紙は米国および欧州の諜報機関当局者らならびに該当するダイヤモンド取引について直接知り得る立場にいる2人の関係筋の話を引用し、それらの取引がアルカイダを資金面で援助してきた、と伝えている。
同紙によると、米連邦捜査局(FBI)がアルカイダの主要メンバーと認定している男らと仕事をしているダイヤモンドディーラーらが、シエラレオネの革命統一戦線(RUF)から市場を下回る価格でダイヤモンドを購入し、欧州でそれを売却して巨万の利を得た。
また、7月以降、これらのダイヤモンドディーラーらは通常を遥かに上回る量のダイヤモンドをプレミアムを払って購入したという。
同紙によると、捜査当局者らはこれが、アルカイダが恐らく9月11日のテロ事件後に口座が凍結されることを予期して、価値が維持でき隠しやすく跡を辿りにくいダイヤモンドに現金を引き換えて資産を守ろうとしたことを示唆しているとみている。