投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 27 日 20:29:23:
【ワシントン26日金井辰樹】
米統合参謀本部のスタッフルビーム副作戦部長は二十六日の記者会見で、アフガニスタンへの地上軍投入の可能性について「米軍はすべての軍隊と、闘争手段を利用する」と述べ、地上戦も念頭においていることを明らかにした。
さらに「タイミングについては、一定の目的を達成した時と一致する」と述べ、空爆や特殊部隊による展開で成果をあげた時、地上戦に入るとの見方を示した。その一方で「(使う武器に関しては)大量破壊兵器は例外だ」とも述べ、生物・化学兵器や、核兵器などはアフガニスタンでの軍事行動では使わない方針を明確にした。
特殊部隊による戦闘が十九日以来、確認されていないことについては「『見えない作戦』を展開する時は、その内容を明らかにできる時に発表する」と述べ、現在も作戦が展開中である可能性をにじませた。
反タリバン勢力の北部同盟や米国内の一部で、米軍の軍事行動の進展が遅いとの不満がくすぶっていることに関しては「一定の欲求不満があることは承知しているが、われわれは第二次世界大戦以来、最も困難な作戦を実行中だ。作戦が首尾よく行われていると満足している」と強調、理解を求めた。
また十一月中旬に始まるイスラムの断食月(ラマダン)前に作戦を完了すべきだとの声が出ていることについては「数多くの要素の一部にすぎない」と、長期戦になる可能性を排除しなかった。