投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 01 日 14:34:47:
【ロンドン1日=土生修一】
英政府は義勇兵としてタリバンに参加した英国人に対し、14世紀に制定された反逆罪の適用を検討している。
ロンドンに拠点を置くイスラム原理主義組織「ムハジルーン」は、メンバー3人がカブールで米軍の空爆により死亡したとしている。同組織の在パキスタン事務所によると、さらに600人の英国人イスラム教徒がタリバンに合流するためアフガンに入ろうとしているという。大半が、パキスタン、バングラデシュから英国に移住してきた移民家庭の出身者。英国のイスラム教徒人口は約200万人といわれている。
こうした動きに対し、英内務省のルーカー閣外相は30日、上院で「自国に向かって武器をとれば、それが国外であろうと反逆罪になる」と述べ、警告した。
反逆罪を規定した法律は、14世紀半ば、英国がフランスと戦った100年戦争の時代に成立した。第2次大戦中にナチス・ドイツに協力した英国人が反逆罪で裁かれたが、その後、半世紀以上も適用されていない。最高刑は死刑だったが、英国が98年に死刑を禁じた欧州人権規約を立法化したため、終身刑になった。
(11月1日13:28)