投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 31 日 22:43:41:
アフガニスタン北部で軍事訓練中の北部同盟兵士=10月24日
反タリバン連合「北部連盟」の幹部は31日、同連盟軍が4、5日後に首都カブールへの進攻を開始する準備を進めている、との事実を明らかにした。アーマド・ジア・マスード氏がロイター通信との会見で述べたもので、ここ数日以内に最終決定が下され、進攻が実行される、とも指摘した。マスード氏は、今年9月に暗殺された北部同盟での指導的人物マスード司令官の兄。
同氏によると、首都攻撃に動員される兵員規模は8000人―1万人で、「米軍の地上軍が介入する必要はない。空爆をしてもらえば良い」との考えも表明した。北部同盟の通常兵力は、1万2000人から1万5000人とされている。
マスード氏はまた、タリバン政権の本拠地である南部カンダハルから北部同盟の拠点パンジシール渓谷に到着した友人から得た情報として、米政府がテロ事件の首謀者とするイスラム原理主義者ウサマ・ビンラディン氏は現在、カンダハル北部の山岳部に潜伏していると指摘。しかし、友人がこの情報をどこで得たかなどの詳細については不明となっている。
この情報によると、ビンラディン氏の潜伏先はオルズガン、ガズニ両州の山岳部で、カンダハルから北へ最大300キロ離れたところ。4000メートル級の高山が連なる地域となっている。