投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 30 日 21:38:47:
10/30 17:05 地上作戦成果なしと報道 情報求めシリアと接触も 外信95
【ニューヨーク30日共同】三十日付の米紙ニューヨーク・タイ
ムズは、先に米特殊部隊がアフガニスタンで展開した地上作戦では
、価値のある情報がほとんど入手できなかったと伝えた。
特殊部隊はタリバン政権の最高指導者オマル師の拠点などから書
類やコンピューターの記憶装置などを入手。しかしそれらの分析の
結果、当初米政府が期待していたタリバン幹部やウサマ・ビンラデ
ィン氏、その傘下のテロ組織アルカイダなどの動向に関する手掛か
りはつかめなかったという。
同紙は地上作戦の成果が乏しかったことが、ブッシュ政権が対テ
ロ軍事行動の長期化を予測する一因になっていると指摘。ラムズフ
ェルド国防長官が一時、ビンラディン氏の身柄拘束は不可能かもし
れないと発言したこととの関連も示唆している。
一方同紙は、米中央情報局(CIA)幹部が今月に入り極秘裏に
ダマスカスを訪問。アルカイダなどに関する情報を求めて、シリア
の情報機関幹部と接触したと伝えた。米国はシリアをテロ支援国に
指定しているが、シリアの長年のイスラム過激派への協力を踏まえ
、何らかの情報入手が可能と判断したとみられている。
(了) 011030 1704
[2001-10-30-17:05]