投稿者 比ヤング 日時 2001 年 11 月 27 日 11:23:38:
朝鮮総連の元幹部を立件へ(続報)
在日朝鮮人系金融機関「朝銀東京信用組合」の元理事長・鄭京生(チョンギョンセン)容疑者(64)らが、融資を偽装して約10億円を流用していた疑惑で、資金がプールされていた朝銀東京の口座は、鄭容疑者の知人で在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の当時の幹部らが事実上管理していたことが26日、関係者の話で明らかになった。
資金の一部は、朝鮮総連の活動資金に充てられていた疑いもある。鄭容疑者らのほか、警視庁捜査2課では、総連の当時の幹部らからも業務上横領の共犯容疑で事情を聞き、立件に向けて詰めの捜査を進めている。
関係者によると、捜査2課に事情を聞かれているのは、朝鮮総連の元財政局長ら。元財政局長は現在、朝鮮総連の常任委員を務めている。
鄭容疑者らは1990年代初めごろから、複数の融資先に、金利を返済させるための「追い貸し」を繰り返す形で、少なくとも10億円を朝銀東京の在日朝鮮人系名義の複数の口座に振り込み、朝銀東京の資産を流用していた業務上横領の疑いが持たれている。この資金プール用の口座は、朝鮮総連の元財政局長らが事実上管理していた。
捜査2課では、鄭容疑者らが朝銀東京の資金をプール口座に振り込んだ時点で、業務上横領が成立すると判断。元財政局長は、資金の振り込みを指示するなどしていたとみられ、鄭容疑者らの共犯に当たるとの見方を強めている。
関係者によると、これらの口座の開設が始まったのは十数年前。元財政局長らが当時の朝銀東京幹部に依頼したもので、いずれの口座も、実在する在日朝鮮人系の名義が使われていた。しかし、本人の承諾がないままの借名口座だった可能性が高いとみられている。
口座にプールされた資金の一部は、朝鮮総連関連施設の光熱費の支払いなどに充てられていたほか、現金で引き出されたり、別の口座に移されたりしたケースがあったという。
捜査2課では、プール資金の一部が朝鮮総連の活動のために使われていた疑いが強いとみて、検査忌避容疑で逮捕した鄭容疑者や元財政局長らから事情を聞く一方、資金の流れの解明を急いでいる。
読売新聞社は、朝鮮総連国際局を通すなどして元財政局長に取材を申し込んだが、26日までに回答はなかった。
(11月27日03:01)
http://www.yomiuri.co.jp/04/20011127it01.htm